1級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
(旧)平成30年度 問15
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
三相誘導電動機の速度制御方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 一次電圧制御は、トルクが一次電圧の2乗に比例することを利用して速度制御する方式である。
- 一次周波数制御は、可変周波数の電源を用いその周波数を変えて速度制御する方式である。
- 極数切換制御は、同期速度が極数に正比例することを利用して段階的に速度制御する方式である。
- 二次抵抗制御は、比例推移を利用して二次抵抗を変えることによって速度制御する方式である。
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この過去問の解説 (3件)
01
かご形の誘導電動機では、極数切換制御も行なわれますが、この場合 速度は極数に反比例します。
(極数が増えれば回転数は少なくなります)
したがって、極数に正比例すると述べている部分が不適当です。
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02
1.一次電圧制御は、誘導電動機のトルクが電圧の2乗に比例することを利用して速度制御を行います。
2.一次周波数制御は、可変周波数電源を用いて、誘導電動機に加わる周波数を変えて速度制御を行います。
3.極数によって決まるものは同期回転数です。従って、3が不適切です。
4.二次抵抗制御は、トルクの比例推移を利用することで滑りを変え、速度制御を行います。
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03
三相誘導電動機の速度制御方式に関する問題です。
〇
一次電圧制御は、負荷のトルクが一次電圧の2乗に比例するため、一次電圧を制御することで、速度の制御を行います。この方式は、速度変動が大きい、低速時の効率が悪いなどの特徴があります。
〇
周波数制御は、電源周波数を変えて速度制御します。
×
極数切換制御は、同期速度が極数に反比例することを利用して、段階的に速度を変える制御する方式です。
回転数 = (120×周波数 f)/極数 p × (1-すべりs)
で表されます。
したがって、「同期速度が極数に正比例する」は、誤りです。
〇
二次抵抗制御は、二次巻線に挿入した抵抗とすべりの比例推移によって速度制御します。巻線形誘導電動機で使用されます。(かご形は二次巻線がないため、二次抵抗制御はできません)
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