1級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
(旧)平成30年度 問26
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
高圧の配電系統に連系する分散型電源の単独運転を検出する保護リレー等として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
- 過電圧リレー
- 逆電力リレー
- 周波数上昇リレー
- 転送遮断装置
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この過去問の解説 (3件)
01
過電圧継電器は、電源側の過電圧から機器を保護するために使用されるものであり、単独運転の検出のための保護として使用することはありません。
近年多くなっているように、風力発電所などと一般商用電源との連係がなされる際、事故や点検のために系統から外れた状態(単独運転)を検出して、開路等の処置をする必要があります。
さもないと、停止している発電所に対して、外部からの電源が供給されて、事故が生じる恐れがあります。
それで単独運転の検出・保護のために、2・3・4 のリレーや保護装置が使用されています。
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02
1.過電圧リレーは、異常な電圧を検知し、関係機器に指令を送るための継電器です。
2.逆電力リレーは、逆方向の電力を検出した際に動作する継電器です。
3.周波数上昇リレーは、系統の周波数の上昇を検知して解列するための継電器です。
4.転送遮断装置は、遮断器の信号を通信回線で伝送し、別の構内の遮断器を動作させる装置です。
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03
高圧の配電系統に連系する分散型電源の単独運転を検出する保護リレーに関する問題です。
「電技解釈」第229条により、高圧の電力系統に分散型電源を連系する場合、分散型電源の単独運転による異常時には、分散型電源を自動的に解列するための保護リレーで検出し、分散型電源を自動的に解列します。
×
単独運転では使用しません。誤りです。
過電圧リレーは、発電電圧異常上昇時か、以上低下時に作動させます。
〇
単独運転時に使用します。
〇
単独運転時に使用します。
なお、周波数低下リレーも使用します。
〇
単独運転時に使用します。
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