1級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)
午前 ロ 問42

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 午前 ロ 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示すテレビ共同受信設備において、増幅器出口からテレビ端子Aの出力端子までの総合損失として、正しいものはどれか。ただし、条件は、次のとおりとする。

増幅器出口からテレビ端子Aまでの同軸ケーブルの長さ:20 m
同軸ケーブルの損失:0.3 dB/m
2分岐器の挿入損失:6.0 dB
2分岐器の結合損失:15.0 dB
4分配器の分配損失:11.0 dB
4分配器の端子間結合損失:15.0 dB
テレビ端子の挿入損失:2.0 dB
問題文の画像
  • 25.0 dB
  • 29.0 dB
  • 34.0 dB
  • 38.0 dB

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は【1】25.0dBです。

問題の図より、
増幅器出口→2分岐器通過出力→4分配器分配出力
→テレビ端子Aで、同軸ケーブル長さが20mとなっています。

①同軸ケーブル損失が、0.3dB/mと1m毎に0.3dBとあり、20mなので 
0.3 × 20=6.0dB

②2分岐器の挿入損失:6.0dB

③4分配器の分配損失:11.0dB

④テレビ端子Aの挿入損失:2.0dB

総合損失を求めるので①~④全て足していきます
 6+6+11+2=25
となり【1】の25.0dBが正しいです。

分岐器には2つの出力があり(単純に大きいと小さい)
小さい出力を通過出力(挿入損失)
大きい方を(結合損失)といっています。
問題の図では通過しているので、挿入損失を用います。
分配器の端子間結合損失とは、出力から出力の損失で本問いには用いません。

参考になった数35

02

同軸ケーブルの損失
0.3db✕20m)6db

2分配器の挿入損失 6db

4分配器の分配損失 11db

テレビ端子Aの挿入損失 2db

合計が25dbになるので、正解は1.です。

参考になった数12

03

テレビ共同受信設備の、増幅器出口から、テレビ端子の出力端子までの、総合損失に関する問題です。

図には増幅器から 20 m 離れて 2 分岐器が接続され、2 分岐器から 4 分配器に接続されて、最終的に 4 分配器からテレビ端子 A に接続されています。

順を追って、損失を計算します。

➀ 同軸ケーブルによる損失

20 [m] × 0.3 [dB/m] = 6.0 [dB]

② 2分岐器の損失

2分岐器は、挿入しているだけで、他のテレビ等には接続されていないため、挿入損失になります。・・・6.0 [dB]

③ 4分配器の損失

4分配器も、挿入しているだけで、他のテレビ等には接続されていないため、分配損失になります。・・・11.0 [dB]

④ 

テレビ端子Aへの挿入損失・・・2.0 [dB]

➀~④までの総合損失は、6.0 + 6.0 + 11.0 + 2.0 = 25.0 [dB]

選択肢1. 25.0 dB

解説の計算どおりの総合損失です。

選択肢2. 29.0 dB

×

計算より 4 dB 多いため、4分配器の端子間結合損失と誤ったかもしれません。

選択肢3. 34.0 dB

×

計算より 9 dB 多いため、2分岐器の結合損失と誤ったかもしれません。

選択肢4. 38.0 dB

×

計算より 13 dB 多いため、4分配器の端子間結合損失と2分岐器の結合損失と誤ったかもしれません。

参考になった数4