1級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)
午前 ロ 問43
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 午前 ロ 問43 (訂正依頼・報告はこちら)
光ファイバケーブルに関する記述として、不適当なものはどれか。
- クラッドは、コアより屈折率が高い。
- シングルモードでは、光が全反射しながらコアの中を伝搬する。
- シングルモードは、マルチモードと比べてコア径が小さい。
- シングルモードは、マルチモードと比べて長距離伝送に適している。
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この過去問の解説 (3件)
01
光ファイバケーブルを断面で見た場合、
中心部『コア』と、その周囲を覆う『クラッド』から成り立っていて、
中心部に光を閉じこめて伝送する為に、
コアはクラッドより屈折率が高くなるように作られています。
よって不適当です。
【2】【3】【4】
光の屈折率の高いもの(コア)から、低いもの(クラッド)へ、
光が通過しようとする時、光の入射角が、ある角度を超えると、光は全反射しコアの中に閉じこめられた状態で伝搬します。(光ファイバの仕組みです)
シングルモードは、コア口径をより小さくし、
光を一つの伝搬モードで伝搬する方式です。
光は直進的に進み、伝搬損失は小さくなり、長距離高速伝搬に適しています。
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02
光ファイバケーブルは中心部のコアと、コアの周りのクラッドで構成されています。
光の信号はコアとクラッドの屈折率の差やコアの太さなどの要因により、ある角度で反射を繰り返しながら伝搬します。
反射角の違いでシングルモードとマルチモードに分けられます。
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03
光ファイバケーブルに関する問題です。
光ファイバケーブルは、石英ガラスやプラスチックでできた光ファイバ素線をナイロン繊維で覆った光ファイバ心線を、複数本を保護用シースで被覆したケーブルです。
×
光ファイバは、中心部の光の屈折率の高いコアと、外側に屈折率の低いクラッドから構成されます。
その表面をシリコン樹脂で被覆して光ファイバ素線となります。
「クラッドは、コアより屈折率が高い」は誤りです。
〇
シングルモードでは、コアの部分が繊細で、単一モードで伝送され、ほとんど分散しないで信号を伝えます。
長距離伝送ができるため、海底ケーブルなどで使用できます。
〇
シングルモードのコア径は、8~10 μmに対して、マルチモードの径は、50か65.5 μmです。
〇
ほとんど分散しないで信号を伝えるため、長距離伝送に向いていて、海底ケーブルなどで使用できます。
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