1級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)
午前 ロ 問47

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 午前 ロ 問47 (訂正依頼・報告はこちら)

道路の照明方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • ポール照明方式は、道路の線形の変化に応じた灯具の配置が可能なので、誘導性が得やすい。
  • 構造物取付照明方式は、構造物に灯具を取り付けるので、照明器具の選定や取付位置が制限される。
  • 高欄照明方式は、灯具の取付高さが低いので、グレアの抑制に効果がある。
  • ハイマスト照明方式は、光源が高所にあるので、路面上の輝度均斉度が得やすい。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は【3】です。

高欄とは、橋の外側の手すりを意味する物で、

ポール式照明の設置が難しい場合に、高欄照明方式が、設置されます。

器具の取付高さが低い為、グレアに注意が必要なので、不適当です。

【1】

ポール照明方式は、道路で広く一般的に使用されている照明方式で、

道路の変化に応じた設置が可能で、誘導性が得やすいのが特徴です。

【2】

構造物取付照明方式は、記述の通り、構造物に取付ける為、

条件が制限されてきます。

【4】

ハイマスト照明方式は、記述の通り、高所に取付ける為、

輝度均済度に優れています。

参考になった数27

02

灯具の取付高さが低い場合は、グレアに注意が必要になります。

高欄照明とは、橋梁の高欄(こうらん)や道路の側壁といった低位置に照明器具を取り付ける方式です。

参考になった数7

03

道路の照明方式に関する問題です。

選択肢1. ポール照明方式は、道路の線形の変化に応じた灯具の配置が可能なので、誘導性が得やすい。

ポール照明方式は、地上高さ 8 ~ 12 m のポール先端に、ハイウェイ型の照明器具を取付けたものです。

ポールが連立することで、誘導性があり、経済的でもあります。

主に、道路本線で使われます。

選択肢2. 構造物取付照明方式は、構造物に灯具を取り付けるので、照明器具の選定や取付位置が制限される。

構造物取付照明方式は、道路上か道路側方の構造物に、直接、灯具を取付けて、道路を照らす方式です。ポールなどの支持物が不要になり、経済的です。

取付け位置や光源、照明器具の選定に制限があって、取付け位置が低くなりやすく、グレアやちらつきへの注意を要します。

選択肢3. 高欄照明方式は、灯具の取付高さが低いので、グレアの抑制に効果がある。

×

高欄照明方式は、高欄に小容量の灯具を取付ける方式で、誘導性や景観は良いのですが、輝度均済度(特定の場所の範囲内の均一した明るさ)が悪くなります。

この方式は、ポールが設置できない場所で、用いられます。

問題文の灯具の取付高さが低いときは、グレアに注意が必要になります。

したがって、「グレアの抑制に効果がある」は、誤りです。

選択肢4. ハイマスト照明方式は、光源が高所にあるので、路面上の輝度均斉度が得やすい。

ハイマスト照明方式は、照明塔のような高所からの照明で、地上高さ 20 ~ 40 m の照明塔に大容量の照明器具を取付ける方式です。

基数が少なくとも広い範囲を照明することができ、輝度均済度が良くなります。

インターチェンジやパーキングエリアや料金所で使用されます。

遠くからの照明になるため、誘導性は良くなく、効率も良くありません。

参考になった数2