1級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)
午前 ロ 問48

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 午前 ロ 問48 (訂正依頼・報告はこちら)

道路交通信号の系統制御におけるオフセットに関する記述として、不適当なものはどれか。
  • 優先オフセット方式は、上下交通量に差がある場合などに、一方向に対して高い系統効果を与えるようにオフセットを設定する方式である。
  • 交互オフセットは、隣り合う交差点の信号がほぼ半周期ずれて青にするもので、優先オフセット方式に用いられる。
  • 平等オフセット方式は、上下両方向の交通に対して、ほぼ同等の系統効果を与えるようにオフセットを設定する方式である。
  • 同時式オフセットは、隣り合う交差点の信号をほぼ同時に青にするもので、平等オフセット方式に用いられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【2】です。

交互オフセットとは、
青信号表示が50%ずれて開始されるオフセットです。
優先オフセットには用いませんので、不適当です。

【1】【3】【4】
記述通りのオフセットの説明で適当です。

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02

青信号表示が50%だけずれて開始されるのが交互オフセットになります。

優先オフセット方式とは
上り、下りの方向別の交通需要に差がある場合などにおいて、交通量の多い方を優先してサイクルを長くするといったオフセットを設定します。

以上のことから2.の優先オフセット方式は誤りです。

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03

道路交通信号の系統制御でのオフセットに関する問題です。

オフセットは、各交差点の青になる時間開始の時差のことです。2つの交差点で、車両が1つの交差点からもう1つの交差点に向かう場合、初めの交差点の信号が青になってから適切な時間でもう1つの交差点の信号が青になれば、車両は交差点で停止することなく、スムースな流れになります。

しかし、逆方向に向かう車両にとっては、最適な流れにならないのが普通です。

このように、各方向の交通量を比較してオフセットを調整します。

選択肢1. 優先オフセット方式は、上下交通量に差がある場合などに、一方向に対して高い系統効果を与えるようにオフセットを設定する方式である。

優先オフセットは、上下交通量の比が大きいとき交通量の多い方を優先して流したいときに、あるいは政策としてある方向を優先して流したいときに、使用するオフセット方式です。

選択肢2. 交互オフセットは、隣り合う交差点の信号がほぼ半周期ずれて青にするもので、優先オフセット方式に用いられる。

×

交互オフセットは、系統区間内の隣接する信号機全てが、同時かつ交互に青と赤を表示するようにするオフセット方式です。相対オフセットは、50 %になります。

交互オフセット方式は、交差点間隔がほぼ同間隔になっている時に有効です。

交互オフセット方式は、優先オフセット方式とは全く異なるため、優先オフセットは使用されず、平等オフセット方式で用いられます。

したがって、「優先オフセット方式に用いられる」は、誤りです。

選択肢3. 平等オフセット方式は、上下両方向の交通に対して、ほぼ同等の系統効果を与えるようにオフセットを設定する方式である。

平等オフセットは、両方向の円滑な流れの度合が平等になるようにオフセットを組む方式です。

上下の交通量に大きな差がないときの、交通量制御に向いています。

選択肢4. 同時式オフセットは、隣り合う交差点の信号をほぼ同時に青にするもので、平等オフセット方式に用いられる。

同時式オフセットは、系統の路線に沿って、全交差点の表示が同時に青になるようなオフセット方式です。

平等オフセット方式で使用されます。

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