1級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)
午後 イ 問62

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 午後 イ 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

低圧屋内配線の接地工事に関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。ただし、乾燥した場所での交流の使用電圧100 Vの配線とする。
  • 金属可とう電線管工事で、管の長さが8mであったので接地工事を省略した。
  • 金属管工事で、管の長さが8mであったので接地工事を省略した。
  • 金属線ぴ工事で、線ぴの長さが8mであったので接地工事を省略した。
  • ケーブル工事で、防護装置の金属製部分の長さが8mであったので接地工事を省略した。

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この過去問の解説 (3件)

01

不適当なものは【金属可とう電線管工事で、管の長さが8mであったので接地工事を省略した。】です。
金属可とう電線管の場合、
4m以下でなければ、乾燥した場所であっても、
省略できないので、不適当です。
 

その他の選択肢は
金属管・金属線ぴ・防護装置の金属製部分について、
4m以下、または8m以下で対地電圧150V以下で
乾燥した場所に敷設する場合、省略できるので、
適当です。
その他に、ライティングレールは、対地電圧150V以下で、4m以下でなければ、省略できません。

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02

金属可とう電線管はD種接地工事が必要です。

ただし、使用電圧が300V以下で4m以下の場合は省略できます。

選択肢「金属可とう電線管工事で、管の長さが8mであったので接地工事を省略した。」は長さが8mなので省略できません。

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03

「電気設備の技術基準とその解釈」から、低圧屋内配線の接地工事の省略に関する問題です。

問題の前提は、乾燥した場所での交流の使用電圧100 V配線です。

選択肢1. 金属可とう電線管工事で、管の長さが8mであったので接地工事を省略した。

×

 

電線管の長さ 4 m 以下は、省略可能です。

 

「接地工事を省略した」が誤りか、「管の長さが8m」が誤りか、どちらでも取れる問題内容です。いずれにしろ、選択肢は、誤りです

選択肢2. 金属管工事で、管の長さが8mであったので接地工事を省略した。

 

交流対地電圧 150 V 以下で、管の長さが 8 m 以下であれば、省略可能です。

選択肢3. 金属線ぴ工事で、線ぴの長さが8mであったので接地工事を省略した。

 

線ぴの長さが 4 m 以下であれば省略可能です。

または、交流対地電圧 150 V 以下で、乾燥した場所に設置のときは、8 m 以下で省略可能です。

選択肢4. ケーブル工事で、防護装置の金属製部分の長さが8mであったので接地工事を省略した。

 

交流対地電圧が150 V 以下で、防護装置の金属部分の長さが8m以下の場合で、乾燥した場所に設置なら省略可能です。

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