1級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)
午後 イ 問63

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 午後 イ 問63 (訂正依頼・報告はこちら)

屋内に施設する低圧のケーブル配線に関する記述として、「内線規程」上、誤っているものはどれか。
  • VVFケーブルをメッセンジャーワイヤでちょう架する場合のハンガの間隔を50 cmとした。
  • 造営材の下面に沿って施設するCVケーブルの支持点間の距離を1mとした。
  • 使用電圧300 V以下の点検できる水気のある隠ぺい場所に、ビニルキャブタイヤケーブルを使用した。
  • 露出場所で造営材に沿って施設する電線太さ2.0 mmのVVFケーブルを器具と接続したので、接続箇所から50 cmの位置でケーブルを支持した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【4】です。

内線規定では、器具接続箇所からのケーブル支持点として、
接続点のすぐそば(概ね30cm)とあります。
接続箇所から50 cmは誤りです。

【1】
ケーブルをちょう架するして敷設する場合、
径間は15m以下とし、
ハンガ又はバインド線の支持間隔は50cmとしなければなりません。

【2】
ケーブルを造営材の下面または側面に沿って施設する場合、
ケーブルの支持点間は2m以下としなければなりません。

【3】
ビニルキャブタイヤケーブルは、
点検できる場合、水気のある隠ぺい場所で施工できます。
点検できない場合、乾燥した場所でも施工できません。

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02

ケーブル相互やケーブルと器具を接続した場合の支持は30cm以下が正解になります。
従って4.の「接続箇所から50cm」が誤りです。

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03

「内線規程」に対して、屋内施設の低圧ケーブル配線に関する問題です。

選択肢1. VVFケーブルをメッセンジャーワイヤでちょう架する場合のハンガの間隔を50 cmとした。

ちょう架するときは、ケーブルをメッセンジャーワイヤでちょう架します。

または、ちょう架をケーブルに合ったハンガーかバインド線でちょう架する場合は、支持点間隔は 50 cm 以下とします。

ハンガの間隔を 50 cm としているので、規定内です。

選択肢2. 造営材の下面に沿って施設するCVケーブルの支持点間の距離を1mとした。

造営材の下面か側面に沿って取付ける場合、電線の支持点の間隔は、ケーブルであれば 2 m 以下とします。

支持点間の距離を 1 m なので、規定内です。

選択肢3. 使用電圧300 V以下の点検できる水気のある隠ぺい場所に、ビニルキャブタイヤケーブルを使用した。

ビニルのキャブタイヤケーブルは、 300 V以下で、展開できる場所か点検できる隠ぺい場所であれば、施設ができます。

選択肢4. 露出場所で造営材に沿って施設する電線太さ2.0 mmのVVFケーブルを器具と接続したので、接続箇所から50 cmの位置でケーブルを支持した。

×

露出場所で造営材に沿ってケーブルを施設するときは、ケーブル相互、ケーブルとボックスまたは器具との接続箇所での、ケーブル支持点の距離は、接続箇所から 0.3 m 以下とします。

接続箇所から 50 cmの位置は、 0.3 m以上ですので、不適合です。

「接続箇所から50 cmの位置でケーブルを支持」が誤りです。

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