1級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)
午後 ロ 問75

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 午後 ロ 問75 (訂正依頼・報告はこちら)

品質管理に関する次の記述に該当する図の名称として、適当なものはどれか。

「不良品等の発生個数や損失金額等を原因別に分類し、大きい順に左から並べて棒グラフとし、さらにこれらの大きさを順次累積した折れ線グラフで表した図」
  • パレート図
  • ヒストグラム
  • 管理図
  • 特性要因図

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【パレート図】です。

選択肢1. パレート図

問題の説明文は、パレート図の説明です。

パレート図は、故障や不良品などのうち

最も重大な項目を発見するのに、便利です。

選択肢2. ヒストグラム

ヒストグラムとは、例えば測定値を決めクラスわけを横軸にとり、

縦軸はそのクラスの出現度数をグラフで表した図です。

工事や製品の品質状態を知るのに役立ちます。

選択肢3. 管理図

管理図とは、中心線(平均線)上方管理限界線

下方管理限界線をひき、

横軸に日時や、製造ロットでサンプルした点をいれてゆき、点を結んで折れ線グラフで表した図です。

異常原因の早期発見に役立ちます。

選択肢4. 特性要因図

特性要因図とは、問題としている特性と、

それに影響をあたえている要因を矢印で書いて、

追求していく図で、魚の骨に似た図になります。

問題の原因となる事由を把握するのに便利です。

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02

品質管理のデータを整理するQC7つ道具に関する問題です。

選択肢1. パレート図

パレート図の作成方法は、不良品や故障などの発生件数または損失金額を、原因または減少別に分類し、大きい順に左端から並べて棒グラフとします。さらに、それぞれの棒グラフの大きさの順にプロットして曲線で表します。

パレート図によって、次のことが分かります。

・不良項目で一番大きいもの

・不良項目の順位と全体で占める割合

問題の文章は、以上の解説から、パレート図と分かります。

選択肢2. ヒストグラム

×

ヒストグラムは重さなどの計量データの分布を表した図で、縦軸に度数、横軸に計量値をある幅ごとに、幅を底辺に柱状図で表します。さらに、図上に、上限値と下限値の規格値を線で表します。そうすることで、計量データの規格から外れたものがどのように分布するかなどが分かります。

以上から、問題文は、ヒストグラムではありません

選択肢3. 管理図

×

管理図は、データをプロットし、プロット点を線で結んだ折れ線グラフとして表した図です。頭上には、上限値と下限値を横線で表し、データの性格を管理することができます。

以上から、問題文は、管理図ではありません

選択肢4. 特性要因図

×

特性要因図は、特性あるいは結果と、それらに影響を及ぼす用意にゃ原因との関係を体系的に整理した図です。「魚の骨」の図ともいいます。

以上から、問題文は、特性要因図ではありません

参考になった数3

03

品質管理ツールの問題です。

選択肢1. パレート図

〇 正しいです。

 

選択肢のとおりです。

選択肢2. ヒストグラム

✕ 誤りです。

 

ヒストグラムは、度数分布を縦軸にとり、適当なデータ区間を横軸にとった棒グラフです。

データのばらつきを把握できます。

選択肢3. 管理図

✕ 誤りです。

 

管理図は、横軸に日付等をとり、縦軸に不良品個数をとった折れ線グラフです。

品質の安定性を把握できます。

 

選択肢4. 特性要因図

✕ 誤りです。

 

特製要因図とは、故障の原因分析などに使用される、

魚の骨の形をしたグラフでです。

まとめ

これらのツールは、一般に、「QC七つ道具」

言われ、品質管理の基本になっています。

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