1級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)
午前 ハ 問50
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 午前 ハ 問50 (訂正依頼・報告はこちら)
給水設備の飲料用受水槽に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 水槽のオーバーフロー管及び通気管の末端には、耐食性の防虫網を取り付けた。
- 水槽の側面には保守点検のために、60cmのスペースを設けた。
- 水槽の上面には保守点検のために、80cmのスペースを設けた。
- 水槽内の給水流入口端とオーバーフロー管下端との間に、吐水口空間を設けた。
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この過去問の解説 (3件)
01
水槽の上面には保守点検のために、100cm以上のスペースを設けなければなりません。
他の、1・2・4 は正しく述べています。
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02
正解は【3】です。
受水槽の保守スペースとして、
側面4面と底部には60cm以上、上部は100cm以上設けないといけません。
(3)の上面80cmは不適当です。
(1)受水槽内に虫が入るのを防ぐ為、防虫網を設けます。
(4)汚水が逆流して受水槽内に入らないよう、既定の吐水口空間が必要です。
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03
給水設備の飲料用受水槽に関する問題です。
〇
オーバーフロー管の管端は間接排水として、管端開口部から虫などが入らないように、防虫網などを設けます。
〇
タンクの天井、底、周壁の保守点検を容易で安全に施工できるようにします。
周囲は、60 cm 以上の空間を確保します。
×
タンクの天井、底、周壁の保守点検を容易で安全に施工できるようにします。
上部は、100 cm 以上の空間を確保します。
「保守点検のために、80cmのスペース」は、誤りです。
〇
水槽に給水する場合は、逆流防止対策として、給水の入口端と水槽の越流面との間に吐水口空間を確保します。これは、越流面と給水口が近いと、タンクの水が給水口に流れ込むことの防止策です。
配管径が25 mmのときの吐水口の垂直距離は50 mmです。
水槽の越流面は、オーバーフロー管の下端に相当します。
<参考>
➀ 「建築基準法施行令」第129条の2
② 建設省告示「建築物に設ける飲料水の配管設備及び排水のための配管設備の構造方法を定める件」
③ 「給排水設備技術基準・同解説 2006年」
④ 地方自治体作成の基準
* 数値は、図面を含め、③か④にしか出てきません。
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