1級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)
午後 ロ 問75
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 午後 ロ 問75 (訂正依頼・報告はこちら)
ISO 9000の品質マネジメントシステムに関する次の記述に該当する用語として、「日本産業規格( JIS )」上、正しいものはどれか。
「当初の要求事項とは異なる要求事項に適合するように、不適合となった製品又はサービスの等級を変更すること。」
「当初の要求事項とは異なる要求事項に適合するように、不適合となった製品又はサービスの等級を変更すること。」
- 再格付け
- 手直し
- 是正処置
- リリース
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この過去問の解説 (3件)
01
ISO 9000の品質マネジメントシステムでは、様々な用語を定義しています。
選択肢として挙げられている用語の定義は以下の通りです。
・再格付け:当初の要求事項とは異なる要求事項に適合するように、不適合となった製品又はサービスの等級を変更すること
・手直し:要求事項に適合させるため、不適合となった製品又はサービスに対してとる処置。
・是正処置:不適合の原因を除去し、再発を防止するための処置。
・リリース:プロセスの次の段階又は次のプロセスに進めることを認めること。
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02
「日本産業規格( JIS )」に対して、ISO 9000の品質マネジメントシステムに関する用語の問題です。
○
再格付けは、当初の要求事項とは異なる要求事項に適合するように、不適合となった製品またはサービスの等級を変更することです。
×
手直しは、要求事項に適合させるために、不適合となった製品またはサービスに対してとる処置です。
なお、手直しは,不適合となった製品やサービスの部分に影響を及ぼすこと、または、不適合となった製品やサービスの部分を変更することです。
×
是正処置は、不適合の原因を除去し、再発を防止するための処置です。
なお、不適合には、複数の原因がある場合があります。
また、予防処置は発生を未然に防止するための措置に対し、是正処置は再発を防止するための措置です。
×
リリースは、プロセスの次の段階、または次のプロセスに進めることを認めることです。
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03
ISO 9000の品質マネジメントシステムに関連する用語の理解が問われています。
「当初の要求事項とは異なる要求事項に適合するように、不適合となった製品又はサービスの等級を変更すること」という定義に該当する用語を選ぶ問題です。
この選択肢が正解です。
この用語は、品質管理の言葉で、製品やサービスが元々の要求を満たさない場合に、異なる基準や要求に合わせて等級を変更する行為を指します。
「手直し」は、要求事項に適合させるため、不適合となった製品又はサービスに対してとる処置です。
製品やサービスが要求事項に適合しない場合に行われる修正や調整を指しますが、等級の変更は含まれません。
「是正処置」は不適合の原因を除去し、再発を防止するための処置です。
問題の根本原因を特定し、それを解決して同様の問題が再発しないようにする措置を指します。
プロセスの次の段階又は次のプロセスに進めることを認めることを「リリース」といいます。
リリースは、製品やサービスが次のプロセスに移行することを許可する行為を指し、品質の再評価や等級の変更とは関連がありません。
製品やサービスが初期の要求事項に適合しない場合の対応方法(再格付け、手直し、是正処置など)を区別する能力が求められます。
品質管理の基本原則と用語の正しい理解は、1級電気工事施工管理技士の試験において重要です。
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