1級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)
午後 ハ 問81
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 午後 ハ 問81 (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における元請負人の義務に関する記述として、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
ただし、元請負人は発注者から直接電気工事を請け負った特定建設業者とし、下請負人は資本金額4,000万円未満の一般建設業の者とする。
ただし、元請負人は発注者から直接電気工事を請け負った特定建設業者とし、下請負人は資本金額4,000万円未満の一般建設業の者とする。
- 元請負人は、その請け負った建設工事を施工するために必要な工程の細目、作業方法その他元請負人において定めるべき事項を定めようとするときは、あらかじめ、下請負人の意見をきかなければならない。
- 元請負人は、下請負人からその請け負った建設工事が完成した旨の通知を受けたときは、通知を受けた日から30日以内で、かつ、できる限り短い期間内に検査を完了しなければならない。
- 元請負人は、検査によって建設工事の完成を確認した後、下請負人が申し出たときは、特約がされている場合を除き、直ちに、当該建設工事の目的物の引渡しを受けなければならない。
- 下請代金の支払期日は、下請負人の建設工事の完成を確認した後、当該工事の目的物の引渡しの申し出を行った日、あるいは特約がある場合はその定める一定の日から起算して50日を経過する日以前で、かつ、できる限り短い期間内において定められなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
下記のように、期間は30日以内ではなく、20日以内と規定されています。
建設業法 第24条には「下請負人からその請け負つた建設工事が完成した旨の通知を受けたときは、当該通知を受けた日から二十日以内で、かつ、できる限り短い期間内に、その完成を確認するための検査を完了しなければならない。」とあります。
他の1・3・4は正しく述べています。
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02
「建設業法」上、建設工事における元請負人の義務に関する問題です。
〇 正しいです。
「建設業法」第24条の2(下請負人の意見の聴取)の条文通りの記載です。
× 誤りです。
「建設業法」第24条の4(検査及び引渡し)の条文とほぼ同様の記述通りですが、「通知を受けた日から30日以内で」は誤りで、20日以内が正しい記述です。
〇 正しいです。
「建設業法」第24条の4(検査及び引渡し)第2項の条文通りですが、特約の部分は、但し書きで、「下請契約において定められた工事完成の時期から 20日を経過した日以前の一定の日に引渡しを受ける旨の特約がされている場合には、この限りでない」と特約に対する期日などが規定されています。
〇 正しいです。
「建設業法」第24条の6(特定建設業者の下請代金の支払期日等)の第2項の条文です。条文通りの記述ではありませんが、「建設業法」第24条の4と合わせれば、同じ内容となります。
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03
「建設業法」に基づく建設工事における元請負人の義務に関する知識が問われています。
法律に関する問題では、法文の正確な内容とその適用を理解することが重要です。
特に、元請負人と下請負人の間の義務と権利に関する具体的な条文の理解が求められます。
この選択肢の記述は適切です。
「建設業法」第24条の2に基づく記述であり、元請負人は工程計画などを定める際に下請負人の意見を聞く義務があります。
これは、下請負人の立場を保護し、適切な工程計画の策定を促すためです。
この選択肢の記述は不適切です。
「通知を受けた日から20日以内」が正しいです。
この選択肢の記述は適切です。
「建設業法」第24条の4に基づく記述で、検査完了後の引渡し義務について述べています。
特約がある場合を除き、元請負人は下請負人からの引渡し申し出に応じなければなりません。
この選択肢の記述は適切です。
建設工事の完成確認後、引渡しの申し出日または特約に基づく一定の日から起算して50日以内に支払期日を定める必要があります。
元請負人と下請負人の間の義務関係、工程計画の策定、完成後の検査と引渡し、下請代金の支払い期限などの具体的な条文内容をしっかりと学習することが重要です。
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