1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 ロ 問23
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ロ 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
架空送電線路に使用されるアルミ電線の特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- アルミ線を使用することで、銅線に比べ自重が減り長径間に有利になり、風雪の影響を受けにくくなる。
- 鋼心耐熱アルミ合金より線(TACSR)は、大容量送電が必要な超高圧以上の高電圧送電線に多く採用されている。
- アルミ線を使用することで、銅線に比べ導体が太くなるため表面電界が小さくなり、コロナ放電が発生しにくくなる。
- 鋼心アルミより線(ACSR)は、電線の中心部に引張強度の大きい鋼より線を用い、その周囲に硬アルミ線をより合わせた構造となっている。
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この過去問の解説 (4件)
01
アルミ線は、銅線に比べ導電率は銅線の60%しかありませんから、アルミ線の断面積を太くして電流を多く流せるようにする必要があります。
しかしそれだけ太くなっても、まだ銅線よりも軽く、しかも補強の鋼線の引っ張り強さが大きいので、鉄塔と鉄塔の間隔を銅線の場合よりも長くとれる長所がある。
しかし、断面積が太くなると風雪の影響を受けやすくなります。
A:(1)
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02
架空送電線路に使用されるアルミ電線の特徴に関する問題です。
✕ 誤りです。
電線が軽くなり、氷雪によるスリートジャンプが起こりやすくなります。
また、断面積が大きくなるため、風の影響を受けやくなります。
〇 正しいです。
電線の中心に鋼線を入れることで、張力を大きくできる特徴があります。
〇 正しいです。
外径が大きいほど、コロナ放電は起こりにくくなります。
〇 正しいです。
電線の中心に鋼線を入れることで、張力を大きくできる特徴があります。
アルミ線は、銅線に比べ導電率は銅線の60%程度で、非常に軽量です。
また安価でもあります。
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03
架空送電線には、裸より線が用いられています。
材質は、鋼心アルミより線、鋼心耐熱アルミ合金より線、硬銅より線などが使用されます。
今回は、架空送電線路に使用されるアルミ電線の特徴に関する問題です。
× 誤りです。
鋼心アルミより線は、硬銅より線より重量が軽く、外径が大きくなるため、風圧荷重の影響を受けます。
したがって、「風雪の影響を受けにくくなる」は、誤りです。
〇 正しいです。
TACSRは、鋼心アルミより線のアルミより線を耐熱アルミ合金線に変えた電線で、導電率はやや低いですが、耐熱性です。大容量送電線い240mm2~1520mm2の物が使われます。TACSRは35kVを超える特別高圧で使用されます。
〇 正しいです。
銅線に比べて、外径が大きくなり、コロナが発生しにくくなります。
〇 正しいです。
ACSRは電線の中心に鋼線を配置し、その周囲を硬アルミ腺でより合わせた電線で、銅より線より機械強度が大きく、重量が軽く、送電線として160mm2~610mm2が使用されます。
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04
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。
アルミ線は、安価で非常に軽く耐久性にも優れますが、導電性では、銅線に比べ低いため、断面積を増やす必要があります。そのため、風雪の影響は受けやすくなります。
不適当です。
適当です。
適当です。
適当です。
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