1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 ロ 問39

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ロ 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

誘導灯に関する記述として、「消防法」上、誤っているものはどれか。
  • 避難口誘導灯は、表示面の縦寸法及び表示面の明るさによりA級、B級及びC級に区分されている。
  • 避難口誘導灯のB級には、表示面に避難方向を示すシンボルを併記したものがある。
  • 客席誘導灯は、客席内の通路の床面における水平面の照度が0.1lx以上になるように設ける。
  • 階段又は傾斜路に設ける通路誘導灯は、踏面又は表面及び踊場の中心線の照度が1lx以上となるように設ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

誘導灯に関する問題です。

誘導灯には、避難口誘導灯、通路誘導灯、客席誘導灯に区分されます。

選択肢1. 避難口誘導灯は、表示面の縦寸法及び表示面の明るさによりA級、B級及びC級に区分されている。

〇 正しいです。

避難口誘導は、表示面の縦寸法と明るさから、A級、B級、C級に区分されます。

     表示面の縦寸法      表示面の明るさ

A級     0.4 m以上       50 cd以上

B級     0.2 m以上0.4 m未満  10 cd以上

C級     0.1 m以上0.2 m未満  1.5 cd以上

選択肢2. 避難口誘導灯のB級には、表示面に避難方向を示すシンボルを併記したものがある。

〇 正しいです。

避難口誘導灯のA級,B級の誘導灯の表示面には、避難の方向を示すシンボルを表示します。シンボルのない表示面もありますが、歩行距離の距離によって違います。(この規定は、消防庁告示によります)

選択肢3. 客席誘導灯は、客席内の通路の床面における水平面の照度が0.1lx以上になるように設ける。

× 誤りです。

客席誘導灯は、客席内の通路の床面における水平面の照度が 0.2 lx 以上 になるように設けます。

照度0.1lx は誤りです。

選択肢4. 階段又は傾斜路に設ける通路誘導灯は、踏面又は表面及び踊場の中心線の照度が1lx以上となるように設ける。

〇 正しいです。

階段や傾斜路の通路誘導灯の踏面・表面・踊場中心線照度は、1 lx以上です。

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02

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

消防法施行令第26条(誘導灯及び誘導標識に関する基準)第2項第3号に『客席誘導灯は、客席に、総務省令で定めるところにより計った客席の照度が〇・二ルクス以上となるように設けること。』と基準が定められています。よって0.1lxは誤りです。

選択肢1. 避難口誘導灯は、表示面の縦寸法及び表示面の明るさによりA級、B級及びC級に区分されている。

適当です。

選択肢2. 避難口誘導灯のB級には、表示面に避難方向を示すシンボルを併記したものがある。

適当です。

選択肢3. 客席誘導灯は、客席内の通路の床面における水平面の照度が0.1lx以上になるように設ける。

不適当です。

選択肢4. 階段又は傾斜路に設ける通路誘導灯は、踏面又は表面及び踊場の中心線の照度が1lx以上となるように設ける。

適当です。

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03

誘導灯に関する問題です。

選択肢1. 避難口誘導灯は、表示面の縦寸法及び表示面の明るさによりA級、B級及びC級に区分されている。

〇 正しいです。

 

A級の方が、大型になり明るさも強くなります。

どの階級の避難口誘導灯を設置するのかは、防火対象物の種類と床面積によります。

 

選択肢2. 避難口誘導灯のB級には、表示面に避難方向を示すシンボルを併記したものがある。

〇 正しいです。

 

避難口が直接見通せない場所に避難口誘導灯を設置する場合には、

矢印付きとする場合があります。

選択肢3. 客席誘導灯は、客席内の通路の床面における水平面の照度が0.1lx以上になるように設ける。

✕ 誤りです。

 

客席誘導灯は、客席内の通路の床面における水平面の照度が0.2lx以上になるように設置しなければなりません。

 

選択肢4. 階段又は傾斜路に設ける通路誘導灯は、踏面又は表面及び踊場の中心線の照度が1lx以上となるように設ける。

〇 正しいです。

 

選択肢のとおりです。

まとめ

誘導灯の設置については、管轄する消防署と打ち合わせることが大切です。

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