1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 ロ 問45
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ロ 問45 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄道の自動運転をするための装置に関する記述として、「鉄道に関する技術基準を定める省令」上、誤っているものはどれか。
- 自動列車運転装置を設ける場合は、自動列車制御装置を設けなくてもよい。
- 自動列車運転装置により発車させる場合は、乗降する旅客の安全が確認された後でなければ、発車することはできない。
- 自動列車運転装置は、列車の停止位置に円滑に列車を停止させる機能を有する。
- 自動列車運転装置は、運転士が手動によりブレーキ操作を行う場合、自動運転状態が解除されなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
「鉄道に関する技術基準を定める省令」を参照。
(自動運転をするための装置)
第五十八条 動力車を操縦する係員が乗務しない鉄道に設ける自動運転をするための装置は、次の基準に適合するものでなければならない。
一 乗降する旅客の安全が確認された後でなければ列車を発車させることができないものであること。
二 列車間の間隔を確保する装置からの制御情報が指示する運転速度以下に目標速度を設定し、円滑に列車の速度を制御する等運転保安上必要な機能を有するものであること。
三 旅客の乗降に支障を及ぼさない位置に円滑に列車を停止させるものであること。
1は間違い。自動列車制御装置は、速度超過を検知して自動的に減速する安全装置であり、設けなくてよいとは記述されていません。試験中は消去法で1を選択することになるでしょう。
2は正しい。
3は正しい。
4は正しい。
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02
「鉄道に関する技術基準を定める省令」上の鉄道の自動運転のための装置に関する問題です。
× 誤りです。
自動運転をする装置(自動列車運転装置)は、自動列車制御装置を設けた鉄道に設けること。
(「鉄道に関する技術基準を定める省令解釈基準」第58条)
したがって、「自動列車制御装置を設けなくてもよい」は誤りです。
〇 正しいです。
鉄道に設ける自動運転装置は、*乗降する旅客の安全が確認された後でなければ列車を発車させることができないものであること。
*の部分には、「車両の乗降扉等が閉扉し、」と、解釈基準には追記されています。
(「鉄道に関する技術基準を定める省令」第58条)
〇 正しいです。
自動列車運転装置は、列車の停止位置に円滑に列車を停止させるものであること。
(「鉄道に関する技術基準を定める省令解釈基準」第58条)
なお、省令では、「旅客の乗降に支障を及ぼさない位置に円滑に列車を停止させるものであること」です。
〇 正しいです。
自動列車運転装置は、ブレーキ装置の操作が行われた場合には、自動運転状態が解除されるものであること。
(「鉄道に関する技術基準を定める省令解釈基準」第58条)
なお、ブレーキ操作は、運転室に常用のブレーキ装置の操作装置か、車掌室の常用ブレーキ装置の操作装置(車両を急速に停止させるためのもの)と、省令解釈基準で定められています。
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03
鉄道の自動運転をするための装置に関する問題です。
✕ 誤りです。
自動列車運転装置は、無人運転時の運転装置です。
また、自動列車制御装置は、速度超過を検知して自動で減速する装置です。
安全のために、自動列車運転装置を設ける場合は、
必ず自動列車制御装置を設けなくてはいけません。
〇 正しいです。
〇 正しいです。
〇 正しいです。
自動列車運転装置は、新交通システムなど、営業距離が短く、速度が遅くて、
運転方式が単純な路線に導入されています。
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