1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 ロ 問46

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ロ 問46 (訂正依頼・報告はこちら)

道路照明の用語に関する記述として、不適当なものはどれか。
  • 平均路面輝度は、灯具から照射される光が、その目的とする照明対象の単位面積当たりに入射する光束をいう。
  • 輝度均斉度は、輝度分布の均一の程度をいい、路面上の対象物の見え方を左右する総合均斉度と、前方路面の明暗による不快の程度を左右する車線軸均斉度がある。
  • 視機能低下グレアは、視野内に高輝度の光源が存在することによって、対象物の見え方を低下させるものをいう。
  • 誘導性は、照明の効果により、運転者に道路の線形を明示するものであり、灯具を適切な高さや間隔で配置することでこの効果が得られる。

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この過去問の解説 (3件)

01

1は、間違い。輝度は、光源から放射される単位面積当たりの光束。設問の説明は、照度のことです。

2は、正しい。

3は、正しい。グレア=まぶしさ

4は、正しい。光学的誘導効果は、照明器具の高さ、間隔、配列によって影響され、 照明器具が高く設置されるほど遠方の道路線形の予知に効果があります。

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02

道路照明の用語に関する問題です。

選択肢1. 平均路面輝度は、灯具から照射される光が、その目的とする照明対象の単位面積当たりに入射する光束をいう。

× 誤りです。

路面輝度は、路面に入射した光束で路面に反射されて運転者に向かう程度であり、運転者から見て路面の平均輝度を平均路面輝度といいます。

路面に入射する光束の単位面積当たりの光束は、誤りです

選択肢2. 輝度均斉度は、輝度分布の均一の程度をいい、路面上の対象物の見え方を左右する総合均斉度と、前方路面の明暗による不快の程度を左右する車線軸均斉度がある。

〇 正しいです。

輝度均済度は、輝度分布の均一状態の程度のことです。平均の路面輝度が運転するには十分でも、明るい部分と暗い部分があって、暗い部分では障害物は見え難くなります。

路面の対象物の見え方を左右するものを、総合均済度、前方の明暗によって不快さを感じる程度を、斜線軸均済度といいます。

選択肢3. 視機能低下グレアは、視野内に高輝度の光源が存在することによって、対象物の見え方を低下させるものをいう。

〇 正しいです。

グレアは、「まぶしさ」とまぶしさによる不快さを表します。また、まぶしさは対象物を見え難くします。

不快感を覚えるグレアを、深いグレアといい、対象物を見えにくくするグレアを、視機能低下グレアといいます。

選択肢4. 誘導性は、照明の効果により、運転者に道路の線形を明示するものであり、灯具を適切な高さや間隔で配置することでこの効果が得られる。

〇 正しいです。

道路の前方で、線形変化や分流や合流があると、誤った間隔や錯覚を引き起こします。そのような誤判断をなくすために、灯具の高さや配置間隔など視覚的な誘導性を与えるものが、誘導性です。照明の効果による誘導性によって、道路の状態を予見することができます。

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03

道路照明の用語に関する問題です。

選択肢1. 平均路面輝度は、灯具から照射される光が、その目的とする照明対象の単位面積当たりに入射する光束をいう。

✕ 誤りです。

これは照度の記述です。

平均路面輝度は、運転者からみた路面の明るさのことです。

選択肢2. 輝度均斉度は、輝度分布の均一の程度をいい、路面上の対象物の見え方を左右する総合均斉度と、前方路面の明暗による不快の程度を左右する車線軸均斉度がある。

〇 正しいです。

輝度が均一でないと、運転手の見落としなどが発生します。

選択肢3. 視機能低下グレアは、視野内に高輝度の光源が存在することによって、対象物の見え方を低下させるものをいう。

〇 正しいです。

グレアとは運転手から見たまぶしさの事です。

グレアが大きいと、ものが見えにくくなります。

選択肢4. 誘導性は、照明の効果により、運転者に道路の線形を明示するものであり、灯具を適切な高さや間隔で配置することでこの効果が得られる。

〇 正しいです。

合流地点や分岐地点などで、照明効果により、車両を誘導します。

まとめ

道路照明においては、平均路面輝度を確保するだけでなく、

輝度均斉度を保つことやグレアを防止することが大事です。

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