1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 ロ 問47

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ロ 問47 (訂正依頼・報告はこちら)

光ファイバに関する記述として、不適当なものはどれか。
  • マルチモードファイバは、屈折率分布により、ステップインデックス(SI)型とグレーデッドインデックス(GI)型がある。
  • シングルモードファイバは、コア径が小さく単一のモードで伝搬するものである。
  • 光ファイバは、光の屈折率の高いコア( 中心部)とその外側の屈折率の低いクラッドから構成されている。
  • シングルモードファイバは、マルチモードファイバと比較して、伝送損失が大きく長距離伝送に適さない特徴がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

シングルモードとは、伝播モードは 1 つのみで、ファイバコア内の光は単一の波長で、コア径は小さくなっています。ケーブルは黄色です。

マルチモードとは、複数の光のモードを通過させる大口径のコアで、多くの種類のデータを送信します。5つのモードがあり、それぞれ色が異なります。

1は正しい。

2は正しい。

3は正しい。

4は間違い。シングルモードは、光の干渉や重複がないので、長距離伝送に向いています。

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02

光ファイバに関する問題です。

選択肢1. マルチモードファイバは、屈折率分布により、ステップインデックス(SI)型とグレーデッドインデックス(GI)型がある。

〇 正しいです。

ステップインデックス(SI)型は、コアとクラッドの境界で、

階段状に屈折率が変化します。

グレーデッドインデックス(GI)型は、コアの中心から外側に向かって、

コアの内部で連続的に屈折率が変化します。

選択肢2. シングルモードファイバは、コア径が小さく単一のモードで伝搬するものである。

〇 正しいです。

選択肢3. 光ファイバは、光の屈折率の高いコア( 中心部)とその外側の屈折率の低いクラッドから構成されている。

〇 正しいです。

選択肢4. シングルモードファイバは、マルチモードファイバと比較して、伝送損失が大きく長距離伝送に適さない特徴がある。

✕ 誤りです。

シングルモード型は、コア径が極細で光の分散が少なく、

損失が少ないので、長距離伝送に適しています。

まとめ

シングルモード型は極細なので、施工や布設には注意が必要です。

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03

光ファイバの種類の特徴に関する問題です。

選択肢1. マルチモードファイバは、屈折率分布により、ステップインデックス(SI)型とグレーデッドインデックス(GI)型がある。

〇 正しいです。

光ファイバにはマルチモード型とシングルモード型があり、マルチモード型には

ステップインデックス(SI)型とグレーデッドインデックス(GI)型があります

マルチモード型の2種類の分類は、屈折率分布で、SI型はコア部分の屈折率が一定の構造で、GI型は、コア内部の屈折率が中心から外に向かい連続的に低くなる構造です。

選択肢2. シングルモードファイバは、コア径が小さく単一のモードで伝搬するものである。

〇 正しいです。

シングルモード型は、光を通すコアの部分が極細で、単一のモードで伝送されます。

選択肢3. 光ファイバは、光の屈折率の高いコア( 中心部)とその外側の屈折率の低いクラッドから構成されている。

〇 正しいです。

光ファイバは、光の屈折率が高いコア(中心部)と屈折率の低い外側のクラッドで構成されています。

選択肢4. シングルモードファイバは、マルチモードファイバと比較して、伝送損失が大きく長距離伝送に適さない特徴がある。

× 誤りです。

シングルモード型は、その構造からほとんど分散せずに信号を伝えることができるため、長距離伝送や超高速伝送が可能です。伝送損失は、マルチ型が 2 ~ 6 db/km に対して、シングル型は、0.26 ~ 0.4 db/km です。

したがって、「伝送損失が大きく長距離伝送に適さない」は誤りです。

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