1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午後 イ 問58
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午後 イ 問58 (訂正依頼・報告はこちら)
施工計画の作成に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 新工法や新技術は実績が少ないため採用を控え、過去の技術や実績に基づき作成する。
- 現場担当者のみに頼ることなく、会社内の組織を活用して作成する。
- 発注者の要求品質を確保するとともに、安全を最優先にした施工を基本とした計画とする。
- 計画は1つのみでなく、複数の案を考えて比較検討し、最良の計画を採用する。
- 図面、現場説明書及び質問回答書を確認し工事範囲や工事区分を明確にする。
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この過去問の解説 (3件)
01
1が誤り。
1の選択肢では
「新工法や新技術は実績が少ないため採用を控え、過去の技術や実績に基づき作成する。」
となっていますが、
新工法や新技術の実績が少ないだけで採用を控えるのではなく、新工法や新技術の特性を理解した上で現場に適用した場合の、リスクと利益を考慮して採用を検討します。
2から5の問題文を読んで、施工管理技士の考え方として不適当と思われるものを選択すればよいと思います。
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02
施工計画の作成に関する問題です。
✕ 誤りです。
新工法や新技術も積極的に検討する姿勢が大切です。
〇 正しいです。
他の受注工事の例も参考にして、会社に蓄積されたノウハウを活用します。
〇 正しいです。
「安全は全てに優先する」という考え方が重要です。
〇 正しいです。
複数の案のメリット、デメリットを比較し、最良の案を採用します。
〇 正しいです。
設計図書をよく確認し、施工計画に反映させます。
もし、設計図書に疑義のあるときは、発注者に確認します。
全ての工事において、施工計画は重要です。
それも、型通りのものではなく、個々の現場の条件に沿ったものが必要です。
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03
施工計画の作成を立てる上で考慮すべきことに関する問題です。
× 誤りです。
施工計画の作成には、過去の実績や経験を活かすとともに、新しい工法や技術を採用する心構えを持つことも大切です。
「新工法や新技術は実績が少ないため採用を控え」は誤りです。
〇 正しいです。
施工計画の検討には、現場担当者だけに頼ることはせず、会社内の経験ある人を活用して、全社的な技術水準で、施工計画を作成します。
〇 正しいです。
施工計画は、施工管理の基本となる工程管理、客先の満足度を図る品質管理、工事現場に関わる人の安全優先を図る安全管理などが、基本となった工事計画です。
〇 正しいです。
施工計画の決定には、いくつかの計画案を出して、経済性を考えながら比較検討して、現場工事に最も適した計画を採用します。
〇 正しいです。
設計図書は設計図・仕様書・特記仕様書・現場説明書・質問回答書などで構成され、これらを事前に確認検討し、工事の全容を把握するとともに工事の進捗の見通しを立てます。設計図書間で、相違のあるものや疑問があれば、設計者などから回答をもらうようにし、疑念の残らないようにして施工計画に反映させます。
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