1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午後 イ 問62
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午後 イ 問62 (訂正依頼・報告はこちら)
品質管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 品質管理は、設計図書で要求された品質に基づく品質計画におけるすべての目標について、同じレベルで行う。
- 品質管理は、問題発生後の検出に頼るより、問題発生の予防に力点を置くことが望ましい。
- 作業標準を定め、その作業標準通り行われているかどうかをチェックする。
- 異常を発見したときは、原因を探し、その原因を除去する処置をとる。
- P→D→C→Aの管理のサイクルを回していくことが、品質管理の基本となる。
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この過去問の解説 (3件)
01
1が誤り。
1の選択肢は、
「品質管理は、設計図書で要求された品質に基づく品質計画におけるすべての目標について、同じレベルで行う。」
となっていますが、すべての目標に同じレベルで行うことは、限られた時間と労力に限界がある以上、効率的な品質管理とは言えません。
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02
品質管理に関する問題です。
✕ 誤りです。
品質管理は、コストや工期も考慮して、個々の目標に対するレベルを決定します。
〇 正しいです。
問題発生の予防に力点を置く方が、品質が向上します。
〇 正しいです。
作業を標準化することにより、ミスや不良品の発生を削減出来ます。
〇 正しいです。
異常を発見したときは、原因を探し、その原因を除去する処置をとることで品質が向上します。
〇 正しいです。
P=plan
D=do
C=check
A=action
です。
品質管理の基本はおさえておくとよいでしょう。
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03
品質管理に関する問題です。
× 誤りです。
設計図書で要求された品質目標は全て実施しますが、どのレベルの品質を検査するかは、個別に客先と相談して決めます。すべてを同じ高レベルで行う場合は、過大なコストと過大な工期が掛かるため、決められた工期で行うために、客先が求める品質管理に応じられるような目標ごとの品質レベルを決め、品質検査を行います。
したがって、「品質計画におけるすべての目標について、同じレベルで行う」は誤りです。
〇 正しいです。
品質管理の手法を取り入れてすべての事象で品質異常の起こりそうな部分を抽出し、対策を打ちます。そうすることで、問題が起きても、原因の特定に時間をかけずに原因を絞ることができ、問題解決の対応が速くなります。
〇 正しいです。
作業標準は、作業手順だけでなく品質を確保しながら手順を進めるという作業標準であるため、上司や同僚は、慣れた仕事でも作業標準が使用されて品質が確保されていることを適時確認します。
〇 正しいです。
異常があったときは、問題となって表面化せずとも、異常の原因を特定して、その要因は除去します。そうすることで問題が発生することがなく、品質が向上します。
〇 正しいです。
品質管理は、品質方針と品質目標を定めて実施し、問題があればそれに対する処置を行うことで、計画・実施・確認・処置のPDCAを常に回し続け、それが品質確保の基本となります。
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