1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午後 ハ 問74

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午後 ハ 問74 (訂正依頼・報告はこちら)

金属線ぴ配線の記述として、「内線規程」上、不適当なものはどれか。
  • 金属線ぴの終端部は閉そくした。
  • 二種金属製線ぴに収める電線の断面積の総和は、線ぴの内断面積の20% とした。
  • 雨線内に二種金属製線ぴを施設した。
  • 一種金属製線ぴに収める電線本数を10本とした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

線ぴ工事は屋外不可で、雨線内で施工できません。

第1種線ぴ工事:メタルモール、

第2種線ぴ工事:レースウェイ、

施工場所:屋内の乾燥した露出場所、点検できる隠ぺい場所。屋外工事は不可。

雨線:軒や庇の先端から「鉛直に対して建物側に45°で引いた線」を示す。建物の軒下部分での該当事例が多い。

雨線内は雨の吹き込みが少なく、雨線外は吹き込みのおそれが高く雨が直接かかる部分ですが、いずれも建物の屋外です。

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02

金属線ぴ配線に関する問題です。

選択肢1. 金属線ぴの終端部は閉そくした。

〇 正しいです。

不要なものの侵入を防ぐ為、閉そくします。

選択肢2. 二種金属製線ぴに収める電線の断面積の総和は、線ぴの内断面積の20% とした。

〇 正しいです。

選択肢3. 雨線内に二種金属製線ぴを施設した。

✕ 誤りです。

雨水や湿気が浸入する恐れが高いため、線ぴは、屋外では使用できません。

雨線内も、同様です。

選択肢4. 一種金属製線ぴに収める電線本数を10本とした。

〇 正しいです。

まとめ

線ぴは、その構造上、雨水や湿気の侵入を防ぐことができません。

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03

金属線ぴの配線工事に関する問題です。

選択肢1. 金属線ぴの終端部は閉そくした。

〇 正しいです。

線ぴの終端は閉そくします。

選択肢2. 二種金属製線ぴに収める電線の断面積の総和は、線ぴの内断面積の20% とした。

〇 正しいです。

線ぴに収容する電線の割合は、線ぴ断面積の 20 % 以下とします。

20%を超えると放熱性能が低下して、許容電流の減少や発熱が起こります。

(内線規程)

選択肢3. 雨線内に二種金属製線ぴを施設した。

× 誤りです。

線ぴが工事できる場所は、展開した乾燥した場所と、点検できる隠ぺい場所でかつ乾燥した場所です。

雨線内は乾燥していないため、施設はできません。

「雨線内に施設した」は誤りです

選択肢4. 一種金属製線ぴに収める電線本数を10本とした。

〇 正しいです。

一種金属製線ぴに収める電線は、10本以下です。

ただし、1.6~2.0 mmのIV線の場合で、5.0 mmのIVより線になると5本です。

(「内線規程」)

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