1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
午前 イ 問5

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 午前 イ 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

自動制御に関する記述として、「日本産業規格(JIS)」上、不適当なものはどれか。
  • 開ループ制御は、フィードバックによって制御量を目標値と比較し、それらを一致させるように操作量を生成する制御である。
  • フィードフォワード制御は、目標値、外乱などの情報に基づいて、操作量を決定する制御である。
  • PID制御は、比例動作、積分動作、及び微分動作の3つの動作による制御方式である。
  • 安定性とは、系の状態が何らかの原因で一時的に平衡状態又は定常状態からはずれても、その原因がなくなれば元の平衡状態又は定常状態に復帰するような特性をいう。

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この過去問の解説 (3件)

01

自動制御に関する問題です。

選択肢1. 開ループ制御は、フィードバックによって制御量を目標値と比較し、それらを一致させるように操作量を生成する制御である。

「開ループ」が誤りで、正しくは「閉ループ」です。

 

閉ループ制御は、現在の制御量と目標を比較して、将来の制御量を調節します。

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02

JISで定義される自動制御に関する用語の問題です。

選択肢1. 開ループ制御は、フィードバックによって制御量を目標値と比較し、それらを一致させるように操作量を生成する制御である。

× 誤りです。

フィードバックによって制御量を目標値と比較し、それらを一致させるように操作量を生成する制御は、フィードバック制御です。

開ループ制御は、誤りです

開ループ制御は、入ってきた入力に対し、決められた操作量を、出力する制御です。

選択肢2. フィードフォワード制御は、目標値、外乱などの情報に基づいて、操作量を決定する制御である。

〇 正しいです。

問題文は、JIS どおりの記述です。

フィードフォワード制御は、制御を乱す外的な要因が発生したときに、その影響が現れる前に、影響をなくす制御量を出力する制御方式です。

選択肢3. PID制御は、比例動作、積分動作、及び微分動作の3つの動作による制御方式である。

〇 正しいです。

問題文は、JIS どおりの記述です。

PIDは3つの制御要素を持った制御方式ですが、PI制御、P制御など、微分動作を使わない制御に使用します。なお、比例がP、積分がI、微分がDを表します。

選択肢4. 安定性とは、系の状態が何らかの原因で一時的に平衡状態又は定常状態からはずれても、その原因がなくなれば元の平衡状態又は定常状態に復帰するような特性をいう。

〇 正しいです。

問題文は、JIS どおりの記述です。

定常状態は、時間的な特性が時間的に変化しない状態です。

平衡状態は、時間的に変化していない状態です。

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03

自動制御に関する問題です。

選択肢1. 開ループ制御は、フィードバックによって制御量を目標値と比較し、それらを一致させるように操作量を生成する制御である。

✕ 誤りです。

これは、フィードバック制御の説明です。

選択肢2. フィードフォワード制御は、目標値、外乱などの情報に基づいて、操作量を決定する制御である。

〇 正しいです。

フィードフォワード制御は、結果が現れる前に、先回りして制御をかけるやり方です。

選択肢3. PID制御は、比例動作、積分動作、及び微分動作の3つの動作による制御方式である。

〇 正しいです。

PID制御器では、全ての動作をしない場合もあります。

選択肢4. 安定性とは、系の状態が何らかの原因で一時的に平衡状態又は定常状態からはずれても、その原因がなくなれば元の平衡状態又は定常状態に復帰するような特性をいう。

〇 正しいです。

まとめ

開ループ制御とは、入力に対して一定の制御をおこなうもので、

代表的な例として、シーケンス制御があります。

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