1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
午前 ロ 問41
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 午前 ロ 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
駐車場管制設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 駐車場管制設備は、制御盤、車両検知器、警報灯、信号灯等により構成される。
- 車両検出方式には、ループコイル式、赤外線式及び超音波式がある。
- ループコイルは、車両の荷重に耐えられるように金属製配管で保護する。
- 赤外線式の受光器は、誤検知をしないよう直射日光の当たらない場所に設置する。
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この過去問の解説 (3件)
01
ループコイル方式の車両検出原理は、
1 地中に埋設されたループ状の特殊電線に弱電流を流して、コイルの上方に磁界を発生させます。
2 車両は金属なので、車両がコイルの上方を通過した時に、磁界が乱れます。
3 磁界は常にセンサーで監視しており、磁界が乱れたときに、車両の通過を判定します。
ここで、ループコイルを金属管に入れて埋設すると、コイルの上方に磁界が発生しなくなるので、車両の検出ができません。
よって、正解は3です。
なお、実際にループコイルを施工する場合は、直接地面に埋設しています。
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02
駐車場管制設備に関する問題です。
〇 正しいです。
〇 正しいです。
✕ 誤りです。
ループコイル式は、ループコイルと車両との電磁誘導作用により車両を検出ており、金属製配管に納めると電磁誘導作用が起こらなくなり、検出できません。
〇 正しいです。
ループコイル式は、路盤内にコイルを埋設する必要があり、車両過重から防護するために、路面化数センチ~数10センチの深さに埋設します。
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03
駐車場管制設備に関する問題です。
〇 正しいです。
駐車場管制設備は、管制盤(制御盤)、検知器(車両検知器)、信号灯、警報灯、発券機、カードリーダー、カーゲートで構成されます。
〇 正しいです。
車両検知器には、光線式検知器と、超音波式検知器、ループコイル式検知器があります。
光線式検知器は、赤外線発光器と受光器で1組で、スタンド形・壁露出形・壁埋め込み形の種類があります。
× 誤りです。
ループコイル式検知器は、ループコイルを車の通り道に初めから埋め込んでおき、車がループコイルの上を通過したときに、インダクタンスが変化して検出器で検出します。
埋設箇所は、浅いと、車両の重さで破損するため、コンクリートのひび割れや、鉄筋の金属物から離れた深さ(5 cm以上)とします。
したがって、「金属製配管で保護する」は、誤りです。
〇 正しいです。
赤外線式の受光器は、日光に反応するため、直射日光の当たらない場所に設置します。メーカーの取説にも、直射日光は避けるように設置するよう、注意書きされています。
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