1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
午前 ロ 問40

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 午前 ロ 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

消防用設備等とこれを有効に作動できる非常電源の最小の容量の組合せとして、「消防法」上、誤っているものはどれか。
  • 自動火災報知設備   :10分間
  • 非常コンセント設備  :20分間
  • 屋内消火栓設備    :30分間
  • 不活性ガス消火設備  :60分間

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この過去問の解説 (3件)

01

非常コンセントは、防火対象物に火災が発生した際、消火活動を行う消防隊が有効に活動できるように、専用として使うコンセントです。

設置条件は、建物の階高(11階以上)や延べ床面積(1,000平米以上)で規定されており、

消火活動が困難となる「超高層建築物」や「大規模な地下街」では、消火活動のための電源を建築物側から確保できるよう、防火対象物の階段室や非常用エレベータの附室などに設置されます。

消火活動の拠点となる場所で、仕様は、単相交流100V15Aで、30分間以上です。

設置数量は、各階において、コンセントを中心に水平距離50mの円で建物全体が包含できるように計画されます。

消火や救出のために使用するドリル、照明器具、排煙装置など、消火活動に使用する可搬式の電気機器に、電源供給を行うための重要なコンセントです。

よって、正解は2です。

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02

消防用設備等とこれを有効に作動できる非常電源の最小の容量の問題です。

自動火災報知設備、非常コンセント設備、屋内消火栓設備、不活性ガス消火設備は、いずれも消防用設備です。

非常用電源の設備基準では、次のようになっています。

 防災設備         容量(以上)

 屋内消火栓設備      30分間

 スプリンクラー設備    30分間

 泡消火設備        30分間

 不活性ガス消火設備    1時間

 屋外消火栓設備      30分間

 自動火災報知設備     10分間

 ガス漏れ火災警報設備   10分間

 非常警報設備       10分間

 誘導灯          20分間

 排煙設備         30分間

 連結送水管        2時間

 非常コンセント設備    30分間

 無線通信補助設備     30分間 

選択肢1. 自動火災報知設備   :10分間

〇 正しいです。

選択肢2. 非常コンセント設備  :20分間

× 誤りです。

非常コンセント設備は、30分間以上です

選択肢3. 屋内消火栓設備    :30分間

〇 正しいです。

選択肢4. 不活性ガス消火設備  :60分間

〇 正しいです。

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03

消防用設備の非常電源に関する問題です。

火災時には停電が発生する危険性が高く、そのような場合でも消防用設備が有効に機能するように、非常電源の容量が消防用設備ごとに規定されています。

選択肢1. 自動火災報知設備   :10分間

〇 正しいです。

選択肢2. 非常コンセント設備  :20分間

✕ 誤りです。

非常コンセント設備は、高層階や地下街など、消防活動が困難と考えられる場所に設置される消防隊専用の設備で、その容量は30分以上とされています。

選択肢3. 屋内消火栓設備    :30分間

〇 正しいです。

選択肢4. 不活性ガス消火設備  :60分間

〇 正しいです。

まとめ

消防用設備ごとに、必要な非常電源の容量が規定されていますので、これを暗記する必要があります。

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