1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
午前 ロ 問42
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 午前 ロ 問42 (訂正依頼・報告はこちら)
構内交換設備における局線応答方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ダイヤルイン方式は、局線からの着信により直接電話機を呼出す方式のことをいう。
- 局線中継台方式は、局線からの着信を検出すると、全て中継台で受信し、専任の交換手が応答し該当する内線番号に転送する方式のことをいう。
- 分散中継台方式は、局線からの着信が局線表示盤等に表示され、局線受付に指定された電話機により応答する方式のことをいう。
- ダイレクトインライン方式は、代表番号をダイヤルしたのち1次応答を受け、引き続き内線番号をダイヤルして直接電話機を呼出す方式のことをいう。
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この過去問の解説 (3件)
01
4のダイレクトライン方式は、
局線(電話)からの着信を、交換台を経由しないで、直接内線に接続される方式です。したがって、1次応答はなく、そのまま内線に接続されます。
よって、正解は4です。
なお、ダイヤルイン方式は、
複数の電話番号を複数の電話回線で契約するのに対し、
ダイレクトライン方式は、
1つの電話番号を1つの電話回線で契約しています。
ダイヤルイン方式は、例えば100の電話番号を50の電話回線で対応するような方式で、電話回線の契約数を減らすことで、コストを削減できるメリットがあります。
ダイレクトライン方式は、FAX専用のような使い方をされます。
なお、両者が想定している用途が違うので、方式に優劣はありません。
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02
構内交換設備における局線応答方式に関する問題です。
〇 正しいです。
ダイヤルイン方式は、局線からの着信から、電話機を直接呼び出す方式です。
〇 正しいです。
局線中継台方式は、複数の交換機を専用線で結び、外線を中継台で交換手が受け取り、転送する方式で、集中した交換業務となります。
〇 正しいです。
分散中継台方式は、交換機に接続された電話機で応答し、表示された内線に転送する方式です。
× 誤りです。
ダイレクトインライン方式は、外線本数を部署ごとに割り振り、着信を直通で行わせる方式です。この方式では、局線数が足りない部署や、逆に、余る部署も出てくる場合があります。
選択肢の説明文は、ダイヤルインダイヤル方式です。
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03
構内交換設備における局線応答方式に関する問題です。
〇 正しいです。
ダイヤルイン方式の場合、個々の内線電話に割り振られた電話番号を回すことにより、直接内線電話機を呼び出すことができます。
〇 正しいです。
局線からの着信を、選任の交換手が応答し、手動で内線電話に転送します。
〇 正しいです。
中継台方式ではありますが、選任の交換手は置かず、局線受付に指定された内線電話機で応答し、中継します。
✕ 誤りです。
ダイレクトインライン方式は、一つの外線番号が一つの内線電話に直接つながる方式です。
FAX専用回線などで使用されます。
かつては分散中継台方式が主流でしたが、選任の交換手を雇用する必要があるため、近年ではダイヤルイン方式を採用する事務所が増えています。
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