1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
午前 ロ 問46
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 午前 ロ 問46 (訂正依頼・報告はこちら)
道路交通信号の信号制御におけるオフセットに関する記述として、不適当なものはどれか。
- 同時式オフセットは、隣り合う交差点の信号をほぼ同時に青にするもので、優先オフセット方式に用いられる。
- 交互オフセットは、隣り合う交差点の信号がほぼ半周期ずれて青にするもので、平等オフセット方式に用いられる。
- 基本オフセットは、混雑のない交差点間を流れる単純な交通流に対する最適なオフセットである。
- 優先オフセット方式は、上り下りの両方向の交通量に差がある場合などに、一方向に対して高い系統効果を与えるようにオフセットを設定する方式である。
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この過去問の解説 (3件)
01
選択肢1の同時式オフセットとは、
青信号表示が同時に開始されるオフセットです。
一方で、優先オフセット方式とは、
上り、下りの方向別の交通需要に差がある場合などにおいて、いずれか一方向に対して優先的に高い系統効果を与えるようにオフセットを設定する方式です。この場合、青信号表示は同時に開始されません。
したがって、正解は1です。
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02
道路交通信号の信号制御におけるオフセットに関する問題です。
オフセットとは、交通量を制御するために、複数の信号機の切り替わるタイミングをずらすことをいいます。
✕ 誤りです。
同時式オフセットは、隣り合う交差点の信号をほぼ同時に青にするもので、上り線と下り線の優先度に差がない、平等オフセット方式に用いられます(オフセット0%)
〇 正しいです。
交互オフセットはオフセット率50%とになり、交差点間隔が適切であれば
利用的な制御になります。
〇 正しいです。
〇 正しいです。
優先オフセット方式は、上り下りの交通需要に大きな差がある場合、渋滞の発生を抑えるために、どちらかの車線に優先権をあたえるように信号機を制御する方式です。
オフセットに関する詳しい知識がなくても、「同時」「優先」という
キーワードから、正解を導くことが可能です。
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03
道路交通信号の信号制御におけるオフセットに関する問題です。
オフセットは、各交差点の青時間開始の時差のことです。2つの交差点で、車両が一方の信号からもう片方の信号に向かうときに、一方の信号が青になってからある程度時間が経ってからもう片方の信号を青にすれば車両の流れがスムーズになります。
逆に、もう片方の信号から一方の信号に向かう車両があったときには、最適な調整ではないことがあります。そのため、両方の車両の交通量を比較して調整するのがオフセットです。
× 誤りです。
路線系統に沿って、全交差点の表示を同時に青にするオフセット方式です。信号間隔が短い区間で採用されます。両方向の円滑な度合が平等になるようなオフセット方式である平等オフセット方式で用いられます。
「優先オフセット方式に用いられる」は、誤りです。
〇 正しいです。
隣接する信号機が、同時で交互に、青と赤を表示するようにしたオフセット方式です。この方式のオフセットは、50 % です。
〇 正しいです。
基本オフセットは、問題文通りです。
〇 正しいです。
上下の交通量の比率が極端に大きいとき、あるいは、政策的優先性で一方の方向に交通量を流したいときに、使用されるオフセット方式です。この方式では、片方の車両はノンストップで走行できるが、もう片方の走行では、停止回数が多くなるという特徴を有します。
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