1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
午前 ハ 問49

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 午前 ハ 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示す遠心ポンプの特性曲線において、軸動力曲線を示す記号として、適当なものはどれか。
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  • A
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この過去問の解説 (3件)

01

遠心ポンプは、

ケーシング(容器)内で羽根車を高速回転して、水に作用する遠心力を利用することにより、モーター回転の駆動エネルギーを羽根車を回して、圧力エネルギー、または速度エネルギーの形で水に与え、低い所から高い所へ連続して揚水します。

軸動力とは、ポンプの稼働に必要な力の事です。

吐出し量が増えると、圧力が一定と仮定しても、仕事が増えるため、軸動力が大きくなるので、正解はAの短調増加です。

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02

遠心ポンプは渦巻ポンプともいい、回転する羽根車で水にたいして、遠心力を与えて揚水します。

選択肢1. A

〇 正しいです。

吐出し量の増加に伴い、仕事が増えていくので、軸動力も増加します。

選択肢2. B

✕ 誤りです。

これは揚程曲線です。吐出し量の増加に伴い、下降します。

選択肢3. C

✕ 誤りです。

これは効率曲線です。曲線のピークのところで最大効率となります。

選択肢4. D

✕ 誤りです。

これは回転数です。

まとめ

電気的にみれば、軸動力が使用電力ということになります。

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03

遠心ポンプの特性曲線に関する問題です。

遠心ポンプの特性曲線は、横軸に吐出し量、縦軸に全揚程、効率、軸動力を取り、吐出量に対する変化を表す図です。

選択肢1. A

〇 正解です。

Aは、軸動力曲線を表します。

軸動力曲線は、吐出水量に対するポンプの軸動力の変化で、吐出水量がないときは、軸動力は最小で、吐出水量が増えるにしたがって、軸動力が増加します。

選択肢2. B

× 誤りです。

Bは、揚程曲線です。

揚程曲線は、吐出量に対するポンプの全揚程を表しています。吐出がないときには、全揚程は最大で、吐出が増えるに従って、揚程は減少します。

選択肢3. C

× 誤りです。

Cは、効率曲線です。

効率曲線は、軸動力に対して水動力の割合を%で表しています。吐出量に対しての効率変化を表していて、効率が最大の点で、吐出水量がポンプの基準となります。

被速度を決める吐出量となります。

選択肢4. D

× 誤りです。

Dは、回転速度を表す曲線です。

回転速度は、ポンプの回転速度で、吐出量が増えるにしたがって、回転数がやや低下します。

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