1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
午前 ハ 問50

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 午前 ハ 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

盛土工事を行うために地山を掘削したときの、ほぐした土量が720m3であった。この土量を用いて造成できる盛土の量として、正しいものはどれか。
ただし、土量の変化率L及びCは次のとおりとする。
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  • 540 m3
  • 600 m3
  • 667 m3
  • 778 m3

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この過去問の解説 (3件)

01

地山の土量 = ほぐした土量 / 1.2

      = 720 / 1.2

      = 600 m3

締め固めた土量 = 地山の土量 × 0.9

        = 600 × 0.9

        = 540 m3

よって、正解は1です。

この問題では、掘削してほぐした土量から、造成した土量が2割以上小さくなっています。実際の現場においても土量が減ることに留意してください。 

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02

盛土工事を行うための地山掘削に対して、ほぐした土量、この土量を用いて造成できる盛土の量を求める問題です。

造成する盛土は、地山の掘削、掘削してほぐした土量の締固めという手順で行われます。

ここで、

・地山の土量は、掘削しようとする土量

・ほぐした土量は、掘削したままの土量

・締め固めた土量は、締め固めた盛土の土量

ということになります。

これらの土量の関係は、土量の変化率と、地山の土量の体積比から求められます。

地山の土量の変化率 L は、

    ほぐした土量 [m3]

L = ―――――――――――

    地山の土量 [m3]

締め固めた土量と地山の体積比 C は、

    締め固めた土量 [m3]

C = ―――――――――――

    地山の土量 [m3]

L = 720 [m3]/地山の土量 = 1.2

地山の土量 = 720 [m3]/ 1.2 = 600 [m3]

C = 締め固めた土量 [m3]/ 600 [m3] = 0.9

締め固めた土量 [m3] = 600 [m3] × 0.9 =540 [m3]

となります。

選択肢1. 540 m3

〇 正解です。

選択肢2. 600 m3

× 誤りです。

選択肢3. 667 m3

× 誤りです。

選択肢4. 778 m3

× 誤りです。

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03

地山の土量=これから掘削する土量

ほぐした土量=掘削したままの土量

締め固めた土量=盛り土して締め固めた土量

になります。

選択肢1. 540 m3

〇 正しいです。

題意から、地山の土量=720m3÷1.2=600m3

締め固めた土量=600m3÷1.2=540m3

選択肢2. 600 m3

✕ 誤りです。

選択肢3. 667 m3

✕ 誤りです。

選択肢4. 778 m3

✕ 誤りです。

まとめ

土木のことに詳しくなくても、問題文をよく読めば、正解にたどり着けます。

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