1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度（2022年）
午前 ハ 問55
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度（2022年） 午前 ハ 問55 （訂正依頼・報告はこちら）
鉄筋コンクリート構造と比較した鉄骨構造の特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 鋼材は不燃材料なので、そのままで耐火構造となる。
- 鋼材は工場加工の比率が高いので、現場作業が少ない。
- 部材断面を小さくでき、構造体は軽くなる。
- 地震時に建物の変形が大きくなりやすい。
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この過去問の解説 （3件）
01
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。
誤りです。
そのままでは、耐火構造とはならず、耐火被覆の施工が必要です。
正しいです。
正しいです。
正しいです。
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02
鉄筋コンクリート構造と比較した鉄骨構造の特徴に関する問題です。
× 誤りです。
鋼材は不燃材料ですが、高温では強度が低下するため、耐火被覆を施す必要があります。
したがって、「そのままで耐火構造」とはなりません。
〇 正しいです。
鉄骨は加工工場で作られるため、現場では鉄骨を組み立てるだけの作業となります。
〇 正しいです。
鉄骨は鉄筋コンクリートと比較すると、軽量です。また、対自重強度が大きいため、部材の断面積を小さくできます。そのため超高層建築には適しています。
〇 正しいです。
鉄骨は、鉄筋コンクリートに比べて強度が大きく、粘り強さ(じん性)も大きいため、変形能力が大きいという特徴があります。そのため地震が起きたとき、鉄骨は変形しても破損することはなく、耐震性に優れています。
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03
鉄筋コンクリート構造と比較した鉄骨構造の特徴に関する問題です。
✕ 誤りです。
鋼材は、熱によって変形し、強度が著しく落ちるので、
耐火被覆を施す必要があります。
〇 正しいです。
鋼材は現場可能が難しいので、
工場で製作し、現場で組み立てる工法がとられます。
〇 正しいです。
鉄骨構造は鉄筋コンクリート造よりも強度が高いため、部材断面を小さくできます。
構造体自体が軽量化されるため、高層ビルに適しています。
〇 正しいです。
鉄骨は柔軟性があるため、地震動によって変形しても破壊には至りません。
地震に強い構造です。
鉄骨構造は、軽量で地震に強く、高層建築に適していますが、
火災に弱いという弱点ももっています。
アメリカで起きた同時多発テロで高層ビルが破壊されたのも、
火災が発生し、鉄骨の強度が落ちたためです。
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