1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
午後 イ 問60

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 午後 イ 問60 (訂正依頼・報告はこちら)

作業現場の合理的な配員計画のため、図に示すネットワーク工程表を利用して山崩し図を作成する場合の記述として、最も不適当なものはどれか。
問題文の画像
  • 山積み図は、クリティカルパス上の作業を除いた作業を底辺に置いて作成した。
  • 山積み図は、各作業の開始や完了の時点に縦線を入れ、縦線間の各作業の使用人員を集計して作成した。
  • 山積み図は、最早開始時刻と最遅開始時刻の2通りについて作成した。
  • 山崩しは、各作業の作業開始日を調整し、作業者数を平均化するために行った。
  • 山崩しは、トータルフロートが同じ場合、作業時間が短いほうから開始した。

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この過去問の解説 (2件)

01

ネットワーク工程表を利用して山崩し図を作成する問題です。

選択肢1. 山積み図は、クリティカルパス上の作業を除いた作業を底辺に置いて作成した。

✕ 誤りです。

クリティカルパスは、最も重要な工程で、ここに遅延が生じると作業全体に遅延が生じる工程です。

ここは変更できない工程になるので、山積み図では、底辺におきます。

選択肢2. 山積み図は、各作業の開始や完了の時点に縦線を入れ、縦線間の各作業の使用人員を集計して作成した。

〇 正しいです。

山積み図は、使用人員を平滑化するための準備の為に作成します。

選択肢3. 山積み図は、最早開始時刻と最遅開始時刻の2通りについて作成した。

〇 正しいです。

選択肢4. 山崩しは、各作業の作業開始日を調整し、作業者数を平均化するために行った。

〇 正しいです。

山崩しは、作業者数を平均化するために、動かせる工程を調節して作成します。

選択肢5. 山崩しは、トータルフロートが同じ場合、作業時間が短いほうから開始した。

〇 正しいです。

まとめ

山崩しで、作業者数を平均化する事によって、人材が有効に活用されるメリットがあります。

参考になった数11

02

作業現場の合理的な配員計画のため、ネットワーク工程表を利用して山積み図と山崩し図を作成する問題です。

選択肢1. 山積み図は、クリティカルパス上の作業を除いた作業を底辺に置いて作成した。

× 誤りです。

山積み図は、最初に、クリティカルパス上の作業を底辺に置いてから、作成を始めます。

「クリティカルパス上の作業を除いた作業を底辺に置いて」は誤りです。

選択肢2. 山積み図は、各作業の開始や完了の時点に縦線を入れ、縦線間の各作業の使用人員を集計して作成した。

〇 正しいです。

山積み図では、作業の開始・完了時点に縦線を入れ、線間の作業員の集計を行います。

選択肢3. 山積み図は、最早開始時刻と最遅開始時刻の2通りについて作成した。

〇 正しいです。

山積み図は、最早開始時刻と最遅開始時刻で、計算を行います。

選択肢4. 山崩しは、各作業の作業開始日を調整し、作業者数を平均化するために行った。

〇 正しいです。

山崩しで行う計算は、作業のフロートから、作業の最早開始時刻と最遅開始時刻の間で調整して、平均化を行います。

選択肢5. 山崩しは、トータルフロートが同じ場合、作業時間が短いほうから開始した。

〇 正しいです。

クリティカルパス以外の作業では、2つの山積み図の範囲で作業開始日を調整します。初めにトータルフロートが小さい方から順に行い、トータルフロートが同じのときは作業時間が短い方から開始します。

参考になった数6