1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
午後 イ 問62

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 午後 イ 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

品質管理に関する次の記述に該当する図の名称として、適当なものはどれか。

「2つの特性をグラフの横軸と縦軸とし、観測値を打点して作るグラフである。2つの特性の相関関係を見るために使用する。」
  • パレート図
  • レーダーチャート
  • 特性要因図
  • 散布図
  • ヒストグラム

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この過去問の解説 (2件)

01

品質管理に関する問題です。

選択肢1. パレート図

✕ 誤りです。

パレート図は、不適合項目を横軸に、不適合発生個数を立軸にとって、

大きい順にならべた図です。

選択肢2. レーダーチャート

✕ 誤りです。

レーダーチャートは、要因別に分割された円グラフです。

選択肢3. 特性要因図

✕ 誤りです。

特性要因図は、関連する項目を系統的に繋げた図で、魚の骨のようになります。

選択肢4. 散布図

〇 正しいです。

選択肢5. ヒストグラム

✕ 誤りです。

ヒストグラムは、区間ごとのデータの数を、柱状に並べた図です。

まとめ

品質管理に使われる図やグラフは、その画像をイメージして覚えるとよいと思います。

参考になった数12

02

品質管理で使う図やグラフに関する問題です。

選択肢1. パレート図

× 誤りです。

パレート図は、故障の発生個数を、原因別に棒グラフで大きい順に並べ、それぞれの最高点を線で結びます。故障だけでなく、製品の不良、損失金額など、ある程度の個数と原因が分かっていれば、パレート図が作成できます。

選択肢2. レーダーチャート

× 誤りです。

レーダーチャートは、いくつかの項目のバランスを見る円グラフです。

項目ごとに点数(%)をつけ、半径を100%として、項目ごとに円を分割して、半径上に項目のデータをプロットし、プロット点を線で結び、その形状から優れている点、劣っている点、バランスが取れているかなどが確認できます。

選択肢3. 特性要因図

× 誤りです。

特性要因図は、問題とする結果(ポンプが停止した)に対し、それに影響する原因や要因を関係図に表した図です。大きな要因をいくつか出して、その要因が起きる要因を書き加えていきます。

結果が起きた要因のうち最も影響の出そうなものを選び出して、検査などで原因を判明します。

選択肢4. 散布図

〇 正解です。

散布図は、関連のある2つのデータからなる事象を、x軸とy軸に分けて、事象ごとにプロットします。プロットした点がもし直線で表されるようですと、事象の2つのデータは比例関係にあると判断できます。

多くの場合、ばらばらな点が塊のように散布し、それらから2つのデータの相関関係を見つけ出します。

選択肢5. ヒストグラム

× 誤りです。

ヒストグラムは、いくつかの計量したデータの分布状態を調べるための図です。

計量値ごとに計量回数を縦軸に、計量値を幅を持たせて横軸にして、柱状図で表します。データの分布状態やバラツキなどを観測します。

参考になった数9