1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
午後 ロ 問64
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 午後 ロ 問64 (訂正依頼・報告はこちら)
施工計画書の作成に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 工種別施工計画書を作成し、それに基づき総合施工計画書を作成した。
- 工種別施工計画書は、施工の具体的な計画及び一工程の施工の確認内容を含めて作成した。
- 総合施工計画書は、施工体制、仮設計画及び公害防止対策を含めて作成した。
- 総合施工計画書は、現場担当者だけで検討することなく、会社内の組織を活用して作成した。
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この過去問の解説 (2件)
01
施工計画書の作成に関する問題です。
✕ 誤りです。
まず総合施工計画書を作成し、それを踏まえて工種別施工計画を作成します。
〇 正しいです。
工種別施工計画は、工種ごとの具体的な施工方法や手順を記載します。
〇 正しいです。
総合施工計画書は、工事全体の基本計画となります。
〇 正しいです。
総合施工計画書は、安全管理や仮設計画など、他工事と重なる部分もあるため、
会社全体のノウハウを生かすことができます。
総合施工計画書は施工のマスタープラン、工種別施工計画はサブプランになります。
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02
総合施工要領書と工種別施工要領書に関する問題です。
総合施工計画書には、次の内容を記載します。
➀ 工事管理組織
② 安全衛生管理組織
③ 総合工程表の作成
④ 総合仮設計画の作成
⑤ 実行予算の作成
⑥ 設計図書と工事現場の状況の確認
⑦ 官公庁への手続きの確認
⑧ 下請業者(建設業種ごと)の選定
⑨ 周辺環境の調査と環境対策(発生が予想される公害対策も含む)及び周辺住民対策
⑩ 主要機器と材料のメーカー選定と搬入計画
× 誤りです。
工種別施工計画書は、総合施工計画書を基に工事業種ごとに作成する工事施工計画書(施工要領書ともいう場合があります)です。
工種別施工計画書は、工種ごとに事前に分かる範囲で作成している場合もあり、総合施工計画書を作成する場合に、工種ごとの工程のポイントや特殊施工があれば、それらを参考に総合施工計画書に反映できます。
〇 正しいです。
工種別施工計画書は、工事業種ごとの安全衛生管理体制、個別工事ごとの工程作成、施工内容の手順や注意事項など工事図面を基に作成します。
〇 正しいです。
冒頭の解説でも書いていますが、施工計画や環境対策としての公害防止対策を作成内容に含みます。
〇 正しいです。
総合施工計画書は、工事契約の内容、主要な発注機器や材料、仮設計画、漏れのない官庁申請書一覧などが必要で、社内全体の周知を集めないと作成できない内容です。
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