1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
午後 ロ 問70

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 午後 ロ 問70 (訂正依頼・報告はこちら)

電気による危険の防止に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
  • 電気機械器具の充電部分に感電を防止するために設ける囲い及び絶縁覆いは、毎月1回損傷の有無を点検した。
  • 高圧電路の停電作業に使用する短絡接地器具は、その日の使用を開始する前に取付金具及び接地導線の損傷の有無を点検した。
  • 高圧活線作業に使用する絶縁用防具は、その日の使用を開始する前に損傷の有無及び乾燥状態を点検した。
  • 対地電圧が150Vを超える、常時使用する移動式の電動機械器具を接続する電路の感電防止用漏電しゃ断装置は、毎月1回作動状態を点検した。

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この過去問の解説 (2件)

01

電気による危険の防止に関するです。

選択肢1. 電気機械器具の充電部分に感電を防止するために設ける囲い及び絶縁覆いは、毎月1回損傷の有無を点検した。

〇 正しいです。

選択肢2. 高圧電路の停電作業に使用する短絡接地器具は、その日の使用を開始する前に取付金具及び接地導線の損傷の有無を点検した。

〇 正しいです。

作業員の生死にかかわる短絡接地器具は、使用の都度、事前に点検する必要があります。

選択肢3. 高圧活線作業に使用する絶縁用防具は、その日の使用を開始する前に損傷の有無及び乾燥状態を点検した。

〇 正しいです。

作業員の生死にかかわる絶縁用防具は、使用の都度、事前に点検する必要があります。

選択肢4. 対地電圧が150Vを超える、常時使用する移動式の電動機械器具を接続する電路の感電防止用漏電しゃ断装置は、毎月1回作動状態を点検した。

✕ 誤りです。

作業員の感電防止の為に使用する、常時使用する移動式の電動機械器具を接続する電路の感電防止用漏電しゃ断装置は、使用の都度、事前に点検する必要があります。

まとめ

感電を防止する器具は、使用の都度、事前に点検する必要があります。

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02

「労働安全衛生法」では、感電などの電気による危険の防止に対して、多くの規定を定めています。それらについても問題です。

選択肢1. 電気機械器具の充電部分に感電を防止するために設ける囲い及び絶縁覆いは、毎月1回損傷の有無を点検した。

〇 正しいです。

感電防止のための囲いや絶縁覆いは、月1回以上損傷の有無を点検し、異常があればすぐに補修します。

(「労働安全衛生規則」第353条)

選択肢2. 高圧電路の停電作業に使用する短絡接地器具は、その日の使用を開始する前に取付金具及び接地導線の損傷の有無を点検した。

〇 正しいです。

停電作業で使用する短絡設置器具は、使用開始前に、取付金具と接地導線の損傷を点検し、異常があれば直ちに補修か取替を行います。

(「労働安全衛生規則」第352条)

選択肢3. 高圧活線作業に使用する絶縁用防具は、その日の使用を開始する前に損傷の有無及び乾燥状態を点検した。

〇 正しいです。

高圧活線作業に使用する絶縁用防具は、使用開始前に、ひび・割れ・破れなどの損傷の有無と乾燥状態を点検し、異常があれば直ちに補修か取替を行います。

(「労働安全衛生規則」第352条)

選択肢4. 対地電圧が150Vを超える、常時使用する移動式の電動機械器具を接続する電路の感電防止用漏電しゃ断装置は、毎月1回作動状態を点検した。

× 誤りです。

対地電圧が150Vを超える、常時使用する移動式の電動機械器具を接続する電路の感電防止用漏電しゃ断装置は、使用開始前に、作動状態の点検を行い、異常があれば直ちに補修か取替を行います。

毎月1回の作動状態の点検は、誤りです。

(「労働安全衛生規則」第352条)

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