1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
午後 ハ 問71

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 午後 ハ 問71 (訂正依頼・報告はこちら)

汽力発電設備の発電機据付工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 発電機は、工場において組み立てて試験運転を行ったのち、固定子と回転子及び付属品に分けて現場に搬入した。
  • エンドカバーベアリング及び軸密封装置を取り付けたのち、固定子に回転子を挿入し、冷却系の配管等の付属品を取り付けた。
  • 水素冷却タービン発電機及び付属配管の漏れ検査には、不活性ガスを使用した。
  • 発電機の据付工事は、固定子の据付、回転子の挿入、発電機付属品の組立据付、配管の漏れ検査の順で行った。

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この過去問の解説 (2件)

01

汽力発電設備の発電機据付工事に関する問題です。

選択肢1. 発電機は、工場において組み立てて試験運転を行ったのち、固定子と回転子及び付属品に分けて現場に搬入した。

〇 正しいです。

発電機は工場で組立て、試験を行った後で解体し、固定子・回転子・その他部に分割して現場に搬入します。搬入後、現場で据付けます。

選択肢2. エンドカバーベアリング及び軸密封装置を取り付けたのち、固定子に回転子を挿入し、冷却系の配管等の付属品を取り付けた。

× 誤りです。

現場での据付は、固定子を据付けから回転子を挿入し、完了後にエンドカバーベアリング・軸密封装置・クーラ・ブッシング・油や水の配管などの付属品を取付けます。

エンドカバーベアリングなどの取り付け後に、固定子・回転子の据付けは誤りです。

選択肢3. 水素冷却タービン発電機及び付属配管の漏れ検査には、不活性ガスを使用した。

〇 正しいです。

発電機や付属品の漏れ確認は、不活性ガスを使って行います。漏れがないことを確認してから水素ガスを充てんします。

選択肢4. 発電機の据付工事は、固定子の据付、回転子の挿入、発電機付属品の組立据付、配管の漏れ検査の順で行った。

〇 正しいです。

発電機の据付けは、固定子据付け→回転し挿入→付属品組立と据付け→漏れ検査の順に行います。

まとめ

<参考>

固定子を据付けに当たっては、蒸気タービンと同時に芯出しを行います。

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02

汽力発電設備の発電機据付工事に関する問題です。

選択肢1. 発電機は、工場において組み立てて試験運転を行ったのち、固定子と回転子及び付属品に分けて現場に搬入した。

〇  正しいです。

発電機が大型になる場合は、分割搬入して現地で組み立てます。

選択肢2. エンドカバーベアリング及び軸密封装置を取り付けたのち、固定子に回転子を挿入し、冷却系の配管等の付属品を取り付けた。

✕ 誤りです。

固定子に回転子を挿入したのち、その他の機器を据え付けていきます。

選択肢3. 水素冷却タービン発電機及び付属配管の漏れ検査には、不活性ガスを使用した。

〇 正しいです。

漏れ検査に水素ガスを使用するのは危険なため、代わりに不活性ガスを使用します。

選択肢4. 発電機の据付工事は、固定子の据付、回転子の挿入、発電機付属品の組立据付、配管の漏れ検査の順で行った。

〇 正しいです。

まとめ

常識で考えれば正解にたどり着く問題です。

参考になった数4