1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午前 イ 問5
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 イ 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
図に示す三相電動機の正逆運転制御回路のシーケンス図において、イとロに用いる図記号の組合せとして、適当なものはどれか。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
リレーが通電するとスイッチが閉じるa接点、リレーが通電するとスイッチが開くb接点の役割を理解することが大切です。
三相電動機が正転しているときは、逆転回路が働かないように、
逆転しているときは、正転回路が働かないように、
リレーを配置します。
①正転回路を働かせる
まず問題に図示されている、a接点左側のF−MC押しボタンスイッチを押した時に正転回路が働くようなリレー配置を考えます。
ロ部分にb接点を配置することで、F−MCリレーが通電し正転回路が働きます。
この時F−MCリレーが通電し、逆転回路側にあるR−MCリレー上部にあるF−MCのb接点が開くことでインターロックが働き、逆転回路とならないような仕様になります。
②停止
回路図の一番上部にある押しボタンPBSを押すと、回路が無通電状態となり、各回路のスイッチも開放されモータが停止します。
③逆転回路を働かせる
次に逆転回路を働かせることを考えます。
この時イ部分は逆転回路と同じ押しボタンスイッチPBSを配置することで、イ部分PBSを押した時に逆転回路のR−MCが通電し逆転回路が働きます。
ロ部分は①に記載した通りR−MCのb接点を配置することで、正転回路側のF−MCが通電しない状態となり、インターロックが働きます。
よって、イ部分がa接点、ロ部分がb接点となる選択肢が適切です。
この選択肢が適切です。
シーケンス図の読み解きと図記号の正確な理解が鍵となります。
制御回路の基本的な知識を身につけることが、電気工事施工管理技士としての技術力向上に繋がります。
参考になった数9
この解説の修正を提案する
02
三相電動機の正逆運転制御回路のシーケンス図に関する問題です。
正転 → 停止 → 逆転
のように動作させる場合、シーケンス動作は次のようになります。
➀ MCCB電源を入れると、シーケンス回路の電源も入ります。
② 正転させるために、正転側のPBSを押します。
③ 「ロ」はR-MCのb接点を使っているため、F-MCリレーがオンとなり、F-MC接点が入り、シーケンスのF-MC接点がオンとなります。
④ 動力回路の主接点F-MCもオンとなってモータが正転します。
⑤ 正転側のPBSを離しても(オフ)、F-MC接点がオンとなって、正転側のシーケンスは自己保持されます。
⑥ モータを停止させるためにモータ側のPBSを押すと、b接点のため、シーケンス側の電源がオフとなってF-MC接点もオフとなり、モータの主接点もオフとなってモータが停止します。
⑦ モータ側のPBSを押すのを止めても、シーケンス回路には電源は入っていても、モータを起動させる回路はオフのままとなります。
⑧ モータを逆転させるために、「イ」の逆転側のPBSを押します。
⑨ F-MCのb接点を使っているため、R-MCリレーがオンとなり、R-MC接点が入り、シーケンスのR-MC接点がオンとなります。
⑩ 動力回路の主接点R-MCもオンとなって、モータが逆転します。
⑪ 逆転側のPBSを離しても(オフ)、R-MC接点がオンとなって、逆転側のシーケンスは自己保持されます。
×
イはa接点で正しいですが、ロはa接点ではありません。
〇
イはa接点で正しく、ロはb接点で正しいです。
×
イはb接点で誤りで、ロもa接点で誤りです。
×
イはb接点で誤りで、ロはb接点で正しいです。
問題図では、モータの停止ボタン、正転のボタンがPBSとなっているため、誤り易い表現です。
モータの停止ボタンはPBS1、正転のボタンがPBS2、逆転のボタンがPBS3のように書けば分かり易くなります。
参考になった数7
この解説の修正を提案する
03
三相電動機の正逆運転制御回路のシーケンス図の問題です。
逆転回路の イ には、正転回路と同様な押しボタンスイッチが入ります。
正転回路の ロ には、逆転回路とのインターロックをとるために、
b接点が入ります。
✕ 誤りです。
〇 正しいです。
✕ 誤りです。
✕ 誤りです。
同時に動作しては危険な場合は、同時起動不可の制御回路を組みます。
これをインターロックといいます。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問4)へ
令和5年度(2023年)問題一覧
次の問題(問6)へ