1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午前 イ 問6
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 イ 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
発電機に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 同期発電機には、回転界磁形と回転電機子形がある。
- 同期発電機の界磁巻線に直流電流を供給し、端子電圧を一定に保持あるいは調整する装置を励磁装置という。
- 誘導発電機は、一般に構造が複雑で高価である。
- 誘導発電機は、一般に電力系統より励磁電流を受けて運転するので、単独運転はできない。
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この過去問の解説 (3件)
01
同期発電機と誘導発電機に関する問題です。
〇
同期発電機は、回転電機子形と回転界磁形の2種の発電方式があります。
前者は、磁極が固定され、電力を発生する電機子がが回転する方式です。
後者は、電機子が固定され、磁界を造る磁極が回転する方式です。
〇
励磁装置は、同期発電機の界磁巻線に直流の励磁電流(界磁電流)を供給する装置です。
×
誘導発電機は、誘導電動機と同じ原理の交流発電機です。固定子巻線に誘導起電力が生じ、外部に電流を供給します。
「構造が複雑で高価である」は、誤りです。
〇
誘導発電機は、他の電源がないと励磁電流がないため、単独運転が不可能です。
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02
適切です。
同期発電機には二つの主要な形式があります。
回転電機子形では、磁極が固定されており、電機子(コイル部分)が回転します。
一方、回転界磁形では、電機子が固定されており、磁極が回転します。
これにより、磁場の変化が発生し、電力が生成されます。
適切です。
励磁装置は、同期発電機の重要な部分で、界磁巻線に直流電流を供給します。
この電流により、発電機の磁場が生成され、端子電圧の調整や一定の保持が可能になります。
不適切です。
誘導発電機は、実際には構造が比較的単純で、コストも低いという特徴があります。
誘導電動機と同様の原理で動作し、発電機としても使用されます。
適切です。
誘導発電機には外部からの励磁電流が必要で、これがないと自己励磁ができません。
そのため、電力系統や他の電源から励磁電流を受けて運転する必要があり、単独での運転は不可能です。
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03
発電機に関する問題です。
〇 正しいです。
同期発電機は、界磁と電機子の相互作用で発電しますが、
どちらを回転させるかによって、回転界磁形と回転電機子形があります。
〇 正しいです。
同期発電機は、励磁装置によって作り出された磁界の中を、
回転子が回転することで発電します。
✕ 誤りです。
誘導発電機は、構造が単純で、価格が安いことが特徴です。
〇 正しいです。
誘導電動機は、自ら励磁電流を作ることができないので、
外部電源によって励磁する必要があります。
商用電圧の電源としては、同期発電機が一般的です。
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