1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午前 イ 問14
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 イ 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
金属の電解析出に関する次の文章に該当する用語として、最も適当なものはどれか。
「不純物を含む金属板を陽極とし、その金属イオンを含む溶液中で電気分解を行うと、陰極には純金属が析出し、高純度の金属が得られる。」
「不純物を含む金属板を陽極とし、その金属イオンを含む溶液中で電気分解を行うと、陰極には純金属が析出し、高純度の金属が得られる。」
- 電鋳
- 電解精錬
- 電解研磨
- 電気めっき
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この過去問の解説 (3件)
01
金属の電解析出に関する問題です。
×
電鋳は、電気めっきによって金属製品の製造や補修あるいは複製することです。
〇
電解精錬は、不純物の多い金属を陽極にして、電流を流すと金属イオンが陽極から陰極に移動し、陰極に純度の高い金属が析出することです。
×
電解研磨は、研磨する製品を陽極とし、電解槽に電解液を満たし電流を流すことで研磨する表面処理方法です。
×
電気めっきは、めっきしたい金属イオンを含む水溶液中で、めっき処理品を陰極、めっきしたい金属を陽極として電流を流します。陽極から陰極へイオンが移動することで、めっきが行われます。
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02
金属の電解処理に関して、「電鋳」「電解精錬」「電解研磨」「電気めっき」のそれぞれの目的とプロセスを把握しているかが問われています。
「電鋳」は、金属製品の製造、補修、複製に用いられる技術です。
この方法では、金属製品の型に電気めっきを施し、金属層を形成します。
この技術は主に複雑な形状や精密な細部補修を必要とする製品の製造に用いられます。
こちらが正解です。
「電解精錬」は、不純物を含む金属を陽極にし、その金属イオンを含む溶液で電気分解を行うことで、陰極に純度の高い金属が析出する方法です。
このプロセスは、特に銅やニッケルなどの非鉄金属の精錬に用いられます。
金属の純度を高めるための主要な手法として広く利用されています。
「電解研磨」は、製品を陽極として電解液中で電流を流し、表面を平滑にする方法です。
このプロセスは、金属の表面を滑らかにし、光沢を与えるのに用いられますが、純金属の析出とは関連がありません。
「電気めっき」は、めっきしたい金属イオンを含む水溶液中で、めっき処理品を陰極、めっきしたい金属を陽極として電流を流す方法です。
この技術は、特定の金属層を製品の表面にコーティングするために用いられますが、純金属の製造には直接関係しません。
電鋳、電解精錬、電解研磨、電気めっきの各技術の基本原理と用途を理解しておきましょう。
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03
金属の電解析出に関する問題です。
✕ 誤りです。
電鋳とは、電気鋳造の略称で、電界めっきを用いて、
薄い鋳造品を造る技術で、問題文の説明とは異なります。
〇 正しいです。
問題文のとおりです。
✕ 誤りです。
電解研磨とは、電解液の中で、金属表面を滑らかにする技術で、
問題文の説明とは異なります。
✕ 誤りです。
電気めっきは、電界液のなかで、
金属表面を別の金属の膜でコーティングする技術で、
問題文の説明とは異なります。
電界液を用いた金属加工でも、その方法や目的によって、
様々な手法があります。
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