1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午前 イ 問13
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 イ 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
屋内照明に関する記述として、不適当なものはどれか。
- 相関色温度5300K未満の光源の光色は、涼色に分類される。
- 精密な作業における演色性については、平均演色評価数Raの最小値として80が推奨されている。
- 光度とは、光源からある方向に向かう光束の、単位立体角当たりの割合である。
- 直接グレアは、人に不快感を及ぼす不快グレアと視対象物を見えにくくする減能グレアに分類される。
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この過去問の解説 (3件)
01
以下について理解しておくことが大切です。
色温度の理解:相関色温度と光色(涼色・暖色)の関係を理解しましょう。
演色性の重要性:精密な作業における高い演色性(Ra80以上)の必要性を把握しましょう。
光度の定義:光度が光束の単位立体角当たりの割合であることを理解しましょう。
グレアの種類:直接グレアが不快グレアと減能グレアに分類されることを認識しましょう。
不適切です。
相関色温度は5300K以上が涼色(青白い色)に分類されます。
色温度は、光源が発する光の色合いを温度で表したものです。
低い色温度は暖色系(黄色やオレンジ色)、高い色温度は涼色系(青白い色)を指します。
適切です。
演色性は、光源の下で物体の色がどれだけ自然に見えるかを示す指標です。
Raが高いほど、色再現性が良いとされます。
精密な作業においては、物体の色を正確に見るために高い演色性が求められます。
平均演色評価数Ra80以上は、色再現性が良いとされています。
適切です。
光度は、光源から特定方向に向かう光の強さを表す尺度であり、光源からの光束を単位立体角で割ったものです。
通常、カンデラ(cd)で表されます。
適切です。
以上について押さえることで、屋内照明の設計や評価における様々な条件を適切に考慮できるようになります。
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02
屋内照明に関する問題です。
×
相関色温度は次のように3グループに分かれます。
暖色 3300 K 未満
中間色 3300~5300 K
涼色 5300 K を超える
「相関色温度5300K未満の光源の光色は、涼色に分類」は誤りで、中間色です。
〇
屋内作業の平均演色評価数 Raの最小値は9項目あります。
やや精密な視作業、精密な視作業、非常に精密な視作業、超精密な視作業は、ともに Ra = 80 です。
〇
光度は、光源からある方向に向かう光束の単位立体角当たりの割合です。
単位はカンデラ(cd)です。
〇
照明器具によって視野内の輝度の分布が不適切になることで、不快に感じる場合を「不快グレア」といい、細かいものなどを見る能力が低下する「減能グレア」といいます。
参考
JIS Z 9110 照明基準総則
JIS Z 8113 照明用語
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03
屋内照明に関する問題です。
✕ 誤りです。
色温度とは、光の色を温度で表現したもので、
色温度が高い光は青色は「涼色」、色温度が低い光は「暖色」となります。
「相関色温度5300K以上の光源の光色は、涼色に分類される」が正しい記述です。
〇 正しいです。
演色性は、物の色を正しく見せる性質の指数で、
数値が大きいほど、自然な色が表現される照明になります。
〇 正しいです。
〇 正しいです。
グレアとは、物を見た時のまぶしさの度合いをいいます。
照明においては、人に不快感を及ぼす不快グレアと、
視対象物を見えにくくする減能グレアがあります。
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