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1級電気工事施工管理技士の過去問 令和5年度(2023年) 午前 ロ 問10

問題

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配電系統の保護に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
   1 .
高圧配電線路の地絡保護のために、変電所に過電流継電器を施設する。
   2 .
雷による高圧配電線路の機器保護のため、柱上変圧器の一次側に避雷器を施設する。
   3 .
高圧配電線路の短絡保護のため、電路に過電流遮断器を施設する。
   4 .
低圧配電線路の短絡故障に対し、柱上変圧器の一次側に高圧ヒューズを施設する。
( 1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 ロ 問10 )
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この過去問の解説 (2件)

3

配電系統の保護に関する基本的な知識と、それぞれの保護装置の適切な使用方法を理解することが重要です。

選択肢1. 高圧配電線路の地絡保護のために、変電所に過電流継電器を施設する。

不適切です。

地絡保護には地絡方向継電器や地絡過電圧継電器が使用されます。

過電流継電器は主に過電流保護に用いられます。

選択肢2. 雷による高圧配電線路の機器保護のため、柱上変圧器の一次側に避雷器を施設する。

適切です。

柱上変圧器の一次側に避雷器を設置するのが一般的で、これにより、雷による過電圧から機器を守ることができます。

選択肢3. 高圧配電線路の短絡保護のため、電路に過電流遮断器を施設する。

適切です。

高圧配電線路における短絡保護には、過電流遮断器の設置が効果的です。

これにより、短絡時の過大な電流から系統を保護することができます。

選択肢4. 低圧配電線路の短絡故障に対し、柱上変圧器の一次側に高圧ヒューズを施設する。

適切です。

低圧配電線路の短絡故障に対しては、柱上変圧器の一次側に高圧ヒューズを設置することで短絡時の過大な電流を遮断し、損傷を防ぐことができます。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

配電系統の保護に関する問題です。

選択肢1. 高圧配電線路の地絡保護のために、変電所に過電流継電器を施設する。

×

高圧配電線路の地絡保護のためには、変電所に地絡方向継電器と地絡過電圧継電器を設置します。

「過電流継電器を施設する」は、誤りです。

選択肢2. 雷による高圧配電線路の機器保護のため、柱上変圧器の一次側に避雷器を施設する。

雷による機器保護には、上変圧器の一次側に避雷器を設置します。

(二次側ではありません。過去には二次側として出題されています)

選択肢3. 高圧配電線路の短絡保護のため、電路に過電流遮断器を施設する。

高圧配電線路の短絡保護には、過電流継電器を設置します。

選択肢4. 低圧配電線路の短絡故障に対し、柱上変圧器の一次側に高圧ヒューズを施設する。

低圧配電線路の短絡故障に対しは、柱上変圧器の一次側に高圧カットアウト(ヒューズ付)か高圧ヒューズを設置します。

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