1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午前 ロ 問11
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 ロ 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
分散型電源の系統連系設備に関する用語の定義として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、誤っているものはどれか。
- 自立運転とは、分散型電源が連系している電力系統から解列された状態において、当該分散型電源設置者の構内負荷にのみ電力を供給している状態である。
- 線路無電圧確認装置とは、電線路の電圧の有無を確認するための装置である。
- 逆潮流とは、分散型電源設置者の構内から、一般送配電事業者が運用する電力系統側へ向かう有効電力の流れである。
- 転送遮断装置とは、遮断器の遮断信号を通信回線で伝送し、同じ構内に設置された別の遮断器を動作させる装置である。
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この過去問の解説 (3件)
01
適切です。
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適切です。
不適切です。
転送遮断装置は、遮断器の遮断信号を他の遮断器に伝達し、連動して動作させるためのものです。
問題の記述には「同じ構内に設置された別の遮断器を動作させる」とありますが、実際には異なる場所に設置された遮断器を動作させることが一般的です。
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02
分散型電源の系統連系設備に関する用語の定義に関する問題です。
〇
「電技解釈」の自立運転の定義通りです。
〇
「電技解釈」の線路無電圧確認装置の定義通りです。
〇
「電技解釈」の逆潮流の定義通りです。
×
転送遮断装置は、遮断器の遮断信号を通信回線で伝送し、別の構内に設置された遮断器を動作させる装置です。
「同じ構内に設置された別の遮断器」は、誤りです。
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03
分散型電源の系統連系設備に関する問題です。
分散型電源とは、太陽光発電や風力発電など、
電力会社の発電所以外の場所で発電される電源をいいます。
○ 正しいです。
自立運転とは、系統連系している分散型電源が、系統から切り離されて
構内負荷にのみ電力を供給している状態をいいます。
一方、似たようなもので、単独運転というものがあります。
これは、系統側で事故等が発生し停電状態となった場合に、分散型電源のみで負荷に電力を供給している状況です。
この状態が長く続くと、感電事故などが発生するリスクがあります。
○ 正しいです。
線路無電圧確認装置とは、系統側停電があり、それが復電再閉路する際に、
電線路に分散型電源からの逆潮流が無いことを確認する装置です。
電線路上に逆潮流または逆送電電圧を検出した場合には、遮断器を投入できません。
○ 正しいです。
選択肢のとおりです。
✕ 誤りです。
転送遮断装置とは、構内遮断器の動作を受けて、他所の構内の別の遮断器を連動動作させるためのものです。
同じ構内の遮断器ではありません。
分散型電源が増えることによって、事故が発生するリスクは大きくなります。
単独運転の検出の義務付けなど、安全対策が重要です。
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