1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午前 ハ 問6

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 ハ 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄道線路における軌道変位に関する記述として、不適当なものはどれか。
  • 軌間とは、2本のレールの内面距離のことをいい、軌道の軌間変位は、その距離の設計値からのずれのことである。
  • 通りとは、レール側面の長さ方向の凹凸のことをいい、軌道の通り変位は、その凹凸の設計値からのずれのことである。
  • 高低変位は、左右レールの高さの差のことをいい、列車荷重が繰り返し加わることにより生ずるものである。
  • 軌道の平面性変位は、軌道面のねじれの設計値からのずれのことをいい、緩和曲線中では、構造的な平面性変位がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は鉄道線路の軌道変位に関する知識を試すもので、各選択肢が軌道変位の定義とその原因について正確に説明しているかを判断することが求められています。

選択肢1. 軌間とは、2本のレールの内面距離のことをいい、軌道の軌間変位は、その距離の設計値からのずれのことである。
  • これは適切な選択肢です。軌間は確かに2本のレールの内面距離を指し、その設計値からのずれが軌間変位となります。

選択肢2. 通りとは、レール側面の長さ方向の凹凸のことをいい、軌道の通り変位は、その凹凸の設計値からのずれのことである。
  • これは適切な選択肢です。通りはレール側面の長さ方向の凹凸を指し、その設計値からのずれが通り変位となります。

選択肢3. 高低変位は、左右レールの高さの差のことをいい、列車荷重が繰り返し加わることにより生ずるものである。
  • これは不適切な選択肢です。高低変位は一般的にレール上面に沿った縦方向(走行方向)の変位を指します。左右レールの高さ差は通常「水準変位」または「横断勾配」などと呼ばれます。

選択肢4. 軌道の平面性変位は、軌道面のねじれの設計値からのずれのことをいい、緩和曲線中では、構造的な平面性変位がある。
  • これは適切な選択肢です。平面性変位は軌道面(レール上面)が理想的な平面からどれだけねじれているかを示します。緩和曲線中では構造的な平面性変位が存在します。

まとめ
  • 軌間変位、通り変位、高低変位、平面性変位はすべて軌道変位に関連する概念です。
  • 高低変位は左右レール上面に沿った縦方向(走行方向)の変位を指し、左右レール間で高さ差が生じることは「水準変位」または「横断勾配」と呼ばれます。

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02

鉄道線路における軌道変位に関する設問です。

選択肢1. 軌間とは、2本のレールの内面距離のことをいい、軌道の軌間変位は、その距離の設計値からのずれのことである。

適当です。

軌間とは、2本のレールの内面距離のことをいいます。

軌道の軌間変位は、その距離の設計値からのずれのことです。

選択肢2. 通りとは、レール側面の長さ方向の凹凸のことをいい、軌道の通り変位は、その凹凸の設計値からのずれのことである。

適当です。

通りとは、レール側面の長さ方向の凹凸のことをいいます。

軌道の通り変位は、その凹凸の設計値からのずれのことです。

選択肢3. 高低変位は、左右レールの高さの差のことをいい、列車荷重が繰り返し加わることにより生ずるものである。

不適切です。

高低変位とは、レール上面に沿った縦方向(走行方向)の変位のことです。

選択肢4. 軌道の平面性変位は、軌道面のねじれの設計値からのずれのことをいい、緩和曲線中では、構造的な平面性変位がある。

適切です。

軌道の平面性変位とは、軌道面のねじれの設計値からのずれのことをいいます。

緩和曲線中では、構造的な平面性変位があります。

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03

鉄道線路における軌道変位に関する問題です。

選択肢1. 軌間とは、2本のレールの内面距離のことをいい、軌道の軌間変位は、その距離の設計値からのずれのことである。

〇 正しいです。

選択肢のとおりです。

選択肢2. 通りとは、レール側面の長さ方向の凹凸のことをいい、軌道の通り変位は、その凹凸の設計値からのずれのことである。

〇 正しいです。

選択肢のとおりです。

選択肢3. 高低変位は、左右レールの高さの差のことをいい、列車荷重が繰り返し加わることにより生ずるものである。

✕ 誤りです。

高低変位は、レール面の走行方向に沿った、縦方向の設計値からの変位をいいます。

左右レールの高さの差は、『水準変位』または『横断勾配』といいます。

選択肢4. 軌道の平面性変位は、軌道面のねじれの設計値からのずれのことをいい、緩和曲線中では、構造的な平面性変位がある。

〇 正しいです。

選択肢のとおりです。

まとめ

繰り返し列車が走行することで、軌道が変化し、設計値から変位します。

これらの変位を適切に管理することが大切です。

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