1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午前 ハ 問7
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 ハ 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋コンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- クリープは、持続荷重が作用すると時間の経過とともにひずみが増大する現象のことである。
- コンクリートと鉄筋の付着強度は、異形鉄筋より丸鋼を用いた方が大きい。
- コンクリートのアルカリ性により、鉄筋をさびにくくしている。
- 打設時にコンクリートのまわりが悪くなるおそれがあるため、隣り合うガス圧接継手の位置をずらす。
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この過去問の解説 (3件)
01
鉄筋コンクリートに関する設問です。
適当です。
クリープとは、持続荷重が作用すると時間の経過とともにひずみが増大する現象のことです。
不適当です。
コンクリートと鉄筋の付着強度は、異形鉄筋のほうが丸鋼よりも大きいです。
適当です。
コンクリートのアルカリ性により、鉄筋をさびにくくしています。
適当です。
打設時にコンクリートのまわりが悪くなるおそれがあるため、隣り合うガス圧接継手の位置をずらすことが一般的です。
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02
鉄筋コンクリートに関する問題です。
〇 正しいです。
クリープは、物体に持続応力が作用すると、時間の経過とともに歪が増大する現象です。
✕ 誤りです。
異形鉄筋は、表面に突起物があるため、コンクリートの付着強度は丸鋼よりも大きくなります。
〇 正しいです。
鉄筋はそのままでは錆びてしまうので、それをコンクリートで覆う鉄筋コンクリートという工法は、合理的な工法です。
〇 正しいです。
ガス圧接継手の周囲はコンクリートがまわりにくくなるため、一か所に集中しないように位置を調整します。
コンクリートに配管を埋め込む場合や梁貫通するときなどは、コンクリートの特性を十分理解した上で施工することが大切です。
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03
この選択肢は適切です。クリープは持続荷重が作用すると時間の経過とともにひずみが増大する現象であり、コンクリートによく見られる特徴です。クリープによって構造物の変形や応力再分布が起こり、耐久性や安定性に影響を与えます。
この選択肢は不適当です。コンクリートと鉄筋の付着強度は、異形鉄筋より丸鋼を用いた方が小さいです。異形鉄筋は表面に凹凸や溝があるため、コンクリートとの結合力が高まります。丸鋼は表面が滑らかなため、付着強度が低くなります。
この選択肢は適切です。コンクリートはアルカリ性であり、pH値は約12~13です。この高いアルカリ性によって、コンクリート内部の鉄筋は被覆され、さびにくくなります。これを被覆効果と呼びます。しかし、コンクリートが中性化したり、塩化物が浸入したりすると、被覆効果が失われ、鉄筋は腐食しやすくなります。
この選択肢は適切です。ガス圧接継手とは、ガス圧で圧縮された金属製のカプラーであり、鉄筋同士を接続するために使用されます。打設時にコンクリートのまわりが悪くなるおそれがあるため、隣り合うガス圧接継手の位置をずらすことで、コンクリートと鉄筋の密着性や耐震性を向上させます。
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