1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午後 ハ 問2
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午後 ハ 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
屋外に設置するキュービクル式高圧受電設備に関する記述として、「高圧受電設備規程」上、最も不適当なものはどれか。
ただし、キュービクルは、高さ2m以上の開放された場所に設置するものとする。
ただし、キュービクルは、高さ2m以上の開放された場所に設置するものとする。
- キュービクルへ至る保守点検用の通路は、保守員がキュービクルまで安全に到達できるように、幅0.8mの通路を全面にわたり確保した。
- キュービクルを建物屋上の端までの保有距離が2mの位置に設置するので、墜落防止のために高さ0.9mのさくを設けた。
- キュービクル前面には、基礎に足場スペースを設けた。
- 基礎の開口部からキュービクル内部に小動物が侵入しないよう、開口部に網を設けた。
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この過去問の解説 (3件)
01
屋外に設置するキュービクル式高圧受電設備に関する「高圧受電設備規程」の内容を理解し、適切な設置方法を選ぶことが求められます。
これは規程に適合している選択肢です。
規程では、「キュービクルへ至る保守点検用の通路は、保守員がキュービクルまで安全に到達できるように、幅0.8m以上の通路を全面にわたり確保しなければならない」と定められています。
したがって、この選択肢は正しい設置方法を示しています。
これは規程に適合していない選択肢です。
規程では、「キュービクルを建物屋上等墜落の危険がある場所に設置する場合は、墜落防止のために高さ1.1m以上のさくを設けなければならない」と定められています。
したがって、この選択肢は不十分な設置方法を示しており、最も不適当なものとなります。
これは規程に適合している選択肢です。
規程では、「キュービクル前面には、基礎に足場スペースを設けなければならない」と定められています。
足場スペースとは、保守点検時にキュービクル前面から基礎までの間隔を意味します。
この間隔が狭すぎると、保守員がキュービクル内部にアクセスする際に危険や不便が生じる可能性があります。
これは規程に適合している選択肢です。
規程では、「基礎の開口部からキュービクル内部に小動物が侵入しないよう、開口部に網等を設けなければならない」と定められています。
小動物がキュービクル内部に侵入すると、キュービクルの機能や安全性に影響を与える恐れがあります。
たとえば、小動物がキュービクル内部の電気回路に触れて感電したり、キュービクル内部の温度を上昇させたりする可能性があります。
「高圧受電設備規程」は、高圧受電設備の安全性や信頼性を確保するために定められた法令や技術基準です。
この規程には、キュービクルの設置場所や保守点検用の通路、墜落防止のさく、足場スペース、小動物防止の網などに関する具体的な要件が記載されています。
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02
屋外に設置するキュービクル式高圧受電設備に関する問題です。
これらの規定は「高圧受電設備規則」に定められています。
〇 正しいです。
通路が狭いと、保守点検等の際、安全な作業スペースを確保できない恐れがあります。
✕ 誤りです。
墜落防止用としては、高さ0.9mは低すぎます。
「高圧受電設備規則」では、高さ1.1m以上が必要とされています。
〇 正しいです。
基礎に足場スペースがないと、キュービクルの扉の取っ手に、基礎の下から手を伸ばす形になり、バランスを崩すなどの危険性があります。
〇 正しいです。
小動物が侵入すると、短絡事故などの原因になります。
「高圧受電設備規則設備」は民間規定ですが、国内で広く採用されています。
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03
屋外に設置するキュービクル式高圧受電設備に関する設問です。
適当です。
キュービクルへ至る保守点検用の通路は、保守員がキュービクルまで安全に到達できるように、幅0.8mの通路を全面にわたり確保することは適切です。
不適当です。
墜落防止のためのさくは、高さ1.1m以上とします。
適当です。
設問の通りです。
適当です。
小動物などの侵入対策に網をつけることは望ましいです。
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