1級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問34 (午前 ハ 問22)

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年) 問34(午前 ハ 問22) (訂正依頼・報告はこちら)

A種接地工事を施さなければならない箇所として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
  • 高圧の電路に施設する避雷器
  • 高圧計器用変成器の二次側電路
  • 人が触れるおそれがある高圧電路に施設する機械器具の金属製の台及び外箱
  • 屋内の接触防護措置を施していない高圧ケーブルを収める金属製の電線接続箱

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この過去問の解説 (1件)

01

接地工事は、感電防止や電気設備の保護において非常に重要な役割を果たします。特にA種接地工事は、高圧または特別高圧の電気設備における安全確保のために不可欠です。今回は、「電気設備の技術基準とその解釈」に基づき、A種接地工事の適用箇所について、各選択肢を比較しながら解説していきます。

選択肢1. 高圧の電路に施設する避雷器

高圧の電路に施設する避雷器 A種接地工事が必要です。高圧の電路に設置する避雷器は、雷による過電圧から設備を保護するためにA種接地が求められます。

選択肢2. 高圧計器用変成器の二次側電路

高圧計器用変成器の二次側電路 D種接地工事が必要です。高圧計器用変成器の二次側電路は、計測用の変成器の接地としてD種接地が適用されます。

選択肢3. 人が触れるおそれがある高圧電路に施設する機械器具の金属製の台及び外箱

人が触れるおそれがある高圧電路に施設する機械器具の金属製の台及び外箱 A種接地工事が必要です。人が触れるおそれがある高圧電路の機械器具には、安全確保のためにA種接地が必要です。

選択肢4. 屋内の接触防護措置を施していない高圧ケーブルを収める金属製の電線接続箱

屋内の接触防護措置を施していない高圧ケーブルを収める金属製の電線接続箱 A種接地工事が必要です。接触防護措置が施されていない高圧ケーブルを収める金属製の電線接続箱には、A種接地が求められます。

まとめ

A種接地工事を施さなければならない箇所について

「電気設備の技術基準とその解釈」に基づいて、A種接地工事が必要な箇所と各選択肢について説明します:

高圧の電路に施設する避雷器 A種接地工事が必要です。高圧の電路に設置される避雷器は、雷による過電圧から保護するためにA種接地が求められます。

高圧計器用変成器の二次側電路 D種接地工事が必要です。高圧計器用変成器の二次側電路は計測用の変成器の接地としてD種接地が適用されます。

人が触れるおそれがある高圧電路に施設する機械器具の金属製の台及び外箱 A種接地工事が必要です。人が触れるおそれがある高圧電路の機械器具には、安全確保のためにA種接地が必要です。

屋内の接触防護措置を施していない高圧ケーブルを収める金属製の電線接続箱 A種接地工事が必要です。接触防護措置が施されていない高圧ケーブルを収める金属製の電線接続箱には、A種接地が求められます。

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