1級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問55 (午後 イ 問1)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年) 問55(午後 イ 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事における施工計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 仮設計画書は、火災予防や盗難防止を考慮して作成した。
  • 総合施工計画書は、工種別施工計画書に基づき作成した。
  • 施工図作成予定表は、施工時期、機器製作期間を考慮して計画した。
  • 官公庁届出書類の一覧表は、提出先、届出書類名、提出者名、提出時期を記載した。
  • 実行予算書は、工事着工前に工事費見積書を基に実行可能な数量、価格を算出して作成した。

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この過去問の解説 (2件)

01

建設工事における施工計画に関する設問です。

選択肢1. 仮設計画書は、火災予防や盗難防止を考慮して作成した。

適当です。

設問の通り、仮設計画書は、火災予防や盗難防止など現場に即した内容を考慮します。

選択肢2. 総合施工計画書は、工種別施工計画書に基づき作成した。

不適当です。

順序として、総合施工計画書を立案し、それに基づき工種別施工計画書を作成します。

選択肢3. 施工図作成予定表は、施工時期、機器製作期間を考慮して計画した。

適当です。

設問の通り、施工図作成予定表は、施工時期、機器製作期間を考慮して計画します。

選択肢4. 官公庁届出書類の一覧表は、提出先、届出書類名、提出者名、提出時期を記載した。

適当です。

設問の通り、官公庁届出書類の一覧表は、提出先、届出書類名、提出者名、提出時期を記載します。

自治体により提出時期が異なるため、必ず確認が必要です。

選択肢5. 実行予算書は、工事着工前に工事費見積書を基に実行可能な数量、価格を算出して作成した。

適当です。

実行予算書は、工事着工前に工事費見積書を基に実行可能な数量、価格を算出して作成します。

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02

建設工事における施工計画に関する記述は

下記各選択肢の解説がポイントとなります。

選択肢1. 仮設計画書は、火災予防や盗難防止を考慮して作成した。

仮設計画書:

適切です。

仮設工事(足場、囲い、仮設電気設備など)の計画書であり、火災予防や盗難防止、

安全衛生などを考慮して作成されます。

選択肢2. 総合施工計画書は、工種別施工計画書に基づき作成した。

総合施工計画書:

これは、工事全体の基本的な方針、工程、管理体制などを定めた、最も上位の施工計画書です。

通常、工事着手前に作成され、工種別施工計画書の作成の基盤となります。

したがって、

「工種別施工計画書に基づき作成した」という記述は逆であり、不適当です。

 

選択肢3. 施工図作成予定表は、施工時期、機器製作期間を考慮して計画した。

施工図作成予定表:

適切です。

施工図は、実際の工事に必要な詳細な図面です。

作成のタイミングは、資材の調達や機器の製作期間を考慮して、全体の工程に間に合うように計画されます。

選択肢4. 官公庁届出書類の一覧表は、提出先、届出書類名、提出者名、提出時期を記載した。

官公庁届出書類の一覧表:

適切です。

工事の種類によっては、さまざまな官公庁に書類を提出する必要があります。

提出漏れを防ぐため、提出先、書類名、担当者、提出時期などをまとめた一覧表を作成します。

選択肢5. 実行予算書は、工事着工前に工事費見積書を基に実行可能な数量、価格を算出して作成した。

実行予算書:

適切です。

実行予算書は、実際に工事にかかる費用を詳細に積算したものです。

工事着工前に、工事費の見積書を元に、実行可能な数量や単価を再検討して作成します。

まとめ

施工計画書の要点

 

この問題は、施工計画に関する各書類の役割について問うものです。

 

総合施工計画書:

工事全体の基本方針を定めた、最も上位の計画書です。

工種別施工計画書や他の計画書の作成の基盤となります。

したがって、「工種別施工計画書に基づき作成する」という記述は誤りです。

 

その他の計画書:

仮設計画書: 安全や盗難防止など、仮設工事について定めます。

 

施工図作成予定表: 全体の工程に合わせて、施工図の作成時期を計画します。

 

官公庁届出書類の一覧表: 提出漏れがないよう、届出書類を管理します。

 

実行予算書: 工事着工前に、実際の費用を詳細に積算するものです。

 

以上より、「総合施工計画書は、工種別施工計画書に基づき作成した」という記述が、事実と逆であるため不適当です。

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