1級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問65 (午後 ロ 問5)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年) 問65(午後 ロ 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

建設現場において、作業主任者を選任すべき作業として、「労働安全衛生法」上、定められていないものはどれか。
  • 土止め支保工の切りばりの取付けの作業
  • 掘削面の高さが2mの地山の掘削の作業
  • 高さが3mのコンクリート造の工作物の解体の作業
  • アセチレン溶接装置を用いて行う金属の溶接の作業

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この過去問の解説 (2件)

01

建設現場において、作業主任者を選任すべき作業に関する設問です。

選択肢1. 土止め支保工の切りばりの取付けの作業

適当です。

土止め支保工の切りばりの取付けの作業は作業主任者が必要な作業です。

選択肢2. 掘削面の高さが2mの地山の掘削の作業

適当です。
掘削面の高さが2m以上の地山の掘削の作業は作業主任者が必要な作業です。

選択肢3. 高さが3mのコンクリート造の工作物の解体の作業

不適当です。

作業主任者が必要な作業は5m以上からとなります。

選択肢4. アセチレン溶接装置を用いて行う金属の溶接の作業

適当です。

アセチレン溶接装置を用いて行う金属の溶接の作業は作業主任者が必要な作業です。

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02

「労働安全衛生法」に基づき、特定の危険な作業を行う際には、専門的な知識と技能を持つ作業主任者を選任し、

作業を指揮させることが義務付けられています。

選択肢1. 土止め支保工の切りばりの取付けの作業

地山の掘削及び土止め支保工作業主任者の選任が必要です。

選任要件は掘削面の高さが2m以上の地山の掘削または土止め支保工の作業です。

切りばりの取付けは土止め支保工の作業に該当するため、作業主任者が必要です。

 

よって適当です。

選択肢2. 掘削面の高さが2mの地山の掘削の作業

地山の掘削作業主任者の選任が必要です。

選任要件は掘削面の高さが2m以上です。

設問の「2mの地山」は基準の「2m以上」に該当するため、作業主任者の選任が必要です。

 

よって適当です。

選択肢3. 高さが3mのコンクリート造の工作物の解体の作業

コンクリート造の工作物の解体等作業主任者の選任が必要です。

選任要件は高さが5m以上のコンクリート造の工作物の解体作業です。

設問の「高さ3m」は基準の「5m以上」に当てはまらないため、作業主任者の選任は不要です。

 

よって不適当です。

選択肢4. アセチレン溶接装置を用いて行う金属の溶接の作業

ガス溶接作業主任者の選任が必要です。

アセチレン溶接はガス溶接に含まれるため、作業主任者の選任が必要です。

 

よって適当です。

まとめ

この問題では、以下のように基準が定められています。

 

土止め支保工の取付け: 作業主任者の選任が必要

掘削面の高さが2mの地山の掘削: 2m以上の掘削が選任要件のため、2mちょうどでも選任が必要

高さ3mのコンクリート造の工作物の解体: 5m以上が選任要件のため、3mでは選任不要

アセチレン溶接: 作業主任者の選任が必要

したがって、作業主任者の選任が定められていないのは、高さ3mのコンクリート造の工作物の解体となります。

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