2級電気工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
1 問2

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 1 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

図のように磁極間に置いた導体に電流を流したとき、導体に働く力の方向として、正しいものはどれか。
ただし、電流は紙面の裏から表へと向かう方向に流れるものとする。
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この過去問の解説 (3件)

01

フレミングの左手の法則を使って、力の働く方向を確かめます。
左手の3本の指を直角に立てた状態で、中指(電流)・人差し指(磁界)・親指(力)が、それぞれ指元から指先に向けて力の向きを示します。

この問題では、電流は問題用紙の裏面から表面に向かうため、自分の方向に中指の先を向けることになります。

続いて、磁界はNからSに向かうため、紙面の右から左方向に人差し指を向けます。

少々、手首が無理をする姿勢になりますが、親指は紙面の下に指先を向けた状態になる筈です。

つまり力の働く方向は、下向き:cとなります。
よって、正解は、3 です。

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02

磁石の磁界はN極からS極へ力が流れます。
そこに電流を流すと電流を中心に時計回りの磁界が発生します。
お互いの磁界が影響しあい磁界の向きが同じ場所では力が強く、磁界の向きが逆の場所では弱くなります。
そうすると力の強い方に磁界が引き付けられるので働く力の向きがわかります。
よって、この問題の答えは【3】となります。

「フレミングの左手の法則」に当てはめるとより分かりやすいと思います。

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03

正解は3です。

図を上から見て、磁極間において磁極による磁束はNからSに向かって(右から左に)流れています。
磁束は磁界の様子を線条に描いたもので、磁界が強いほど線の本数は多くなります。
導線の電流による磁束は同心円状で反時計回りです(電流による磁束は右ねじの向きです)。 

a側では磁極による磁束と電流による磁束が足し合わされるので密になります。
c側では両者の磁束の向きが対向するので弱まり、粗になります。
磁束の粗密をなくすように、導線には力が働きます。ですから導線にはcの方向に力が働きます。

フレミングの左手の法則を使っても正解が得られますが、上記の考え方ならフレミングの左手の法則に頼らなくても大丈夫です。

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