2級電気工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
2 問19

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 2 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

架空送電線路に発生する現象として、関係のないものはどれか。
  • フェージング
  • コロナ放電
  • ギャロッピング
  • サブスパン振動

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この過去問の解説 (3件)

01

【1】フェージング
は無線通信等の電波強度が何らかの原因で変動する事を言います。これは架空送電線ではなく通信技術で用いられる現象です。

2~4は架空送電線路で起きる現象になります。
【2】コロナ放電
送電線等の送電電圧が高い箇所の空気が絶縁破壊が起きた時に放電が発生する現象です。
【3】ギャロッピング
送電線に雪や氷などが付着した状態で強風に煽られ、電線が激しく振動する現象です。
【4】サブスパン振動
スペーサとスペーサの間の電線路の事をサブスパンといいます。
このサブスパンの箇所が振動する現象の事です。

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02

正解は、1 のフェージングです。

フェージングとは、無線の電波受信レベルが変動する現象であり、架空送電線路に発生するものではありません。

コロナ放電は、部分的に絶縁が破壊されて起きる放電現象のことです。
架空送電線路は基本的に裸電線を使用しており、空気の絶縁耐力を超えるとコロナ放電が生じることがあります。

ギャロッピングとは、送電線に雪や氷が付着した状態で強風が吹いた時に、送電線が上下に大きく振動する現象のことです。

サブスパン振動とは、スペーサから次のスペーサまでの間(サブスパン)で起きる電線の振動のことです。
風が主な原因であり、電線の摩耗・断線の原因となります。

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03

正解は1です。

1のフェージングとは、無線通信で届く電波の強弱が何らかの理由により変動することです。
したがって、架空送電線路に発生する現象とは関係しません。

2の コロナ放電、3のギャロッピング、4のサブスパン振動は関係します。

コロナ放電とは、電圧が高い箇所の空気が絶縁破壊したときに起こる放電です。

ギャロッピングとは、送電線に雪や氷が付着した状態で強風が吹き寄せたとき、送電線が上下に激しく振動する現象のことです。

サブスパンとはスペーサとスペーサの間の電線路のことです。そこでの振動がサブスパン振動です。

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