2級電気工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
2 問20

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 2 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

配電系統における過電流遮断器の施設に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 高圧の過電流遮断器は、その作動に伴いその開閉状態を表示する装置を有するもの又はその開閉状態を容易に確認できるものでなければならない。
  • 低圧の電路中において、機械器具及び電線を保護するために必要な箇所には、過電流遮断器を施設することが望ましい。
  • 高圧電路に短絡を生じたときに作動する過電流遮断器は、これを施設する箇所を通過する短絡電流を遮断する能力を有するものでなければならない。
  • 電路の一部に接地工事を施した低圧架空電線の接地側電線には、過電流遮断器を施設しなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

【4】が不適当です。

「接地工事を施した低圧架空電線の接地側電線」
とありますが、接地工事の接地線や多線式電路の中性線は
常に繋がっている状態でなければならない為に、過電流遮断器の設置が
禁止されています。


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02

正解は4です。

1 . 高圧の過電流遮断器は、その作動に伴いその開閉状態を表示する装置を有するもの又はその開閉状態を容易に確認できるものでなければなりません。○です。

2 . 低圧の電路中において、機械器具及び電線を保護するために必要な箇所には、過電流遮断器を施設することが望まれます。○です。

3 . 高圧電路に短絡を生じたときに作動する過電流遮断器は、これを施設する箇所を通過する短絡電流を遮断する能力を有するものでなければなりません。○です。

4 . 接地工事の接地線や多線式電路の中性線、及び電路の一部に接地工事を施した低圧架空電線路の接地側電線には過電流遮断器の施設が禁じられています。これは、接地線は常に繋がっている状態でなければならないからです。
したがって、「電路の一部に接地工事を施した低圧架空電線の接地側電線には、過電流遮断器を施設しなければならない。」の記述は不適当です。

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03

1・2・3 は正しく述べていますが、4は不適当です。

接地工事をした接地側電線は、遮断してはなりませんし、その必要もありません。

もし低圧架空電線の接地側のみが過電流遮断器で遮断されてしまうなら、その遮断器以降の二次側にはすべて電圧がかかった状態となってしまいます。
そのため、安全のために過電流遮断器を施設してはなりません。

正解は、4 です。

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