2級電気工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
3 問36

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 3 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

土留め壁を設けて行う掘削工事に関する次の記述に該当する現象として、適当なものはどれか。

「軟弱な粘土質地盤で掘削を行うとき、矢板背面の鉛直土圧によって掘削底面が盛り上がる現象」
  • ボーリング
  • ヒービング
  • ボイリング
  • パイピング

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【2】です。

【1】ボーリング
 掘削機械等で地面を掘りその地質調査を行う事をいいます。
【3】ボイリング
 地下水位が高い砂地盤での掘削する場合に起こる現象で、
 深い箇所の掘削底部の土が水圧のために押し上げられて、
 流動化してくる現象の事をいいます。
【4】パイピング
 掘削している地盤内で脆弱な部分に浸透水が集まると
 パイプ状の水の通り道ができ、その水圧差によって水と流動化した土砂が
 地盤外へ噴出する現象の事を言います。

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02

選択肢にある土木工事の用語の意味は以下の通りです。

・ボーリングとは、トンネル工事や地質調査のために、地面に筒状の穴を開けることをいいます。

・ヒービングとは、問題にあるとおり、軟弱な粘土質地盤への掘削時に、掘削面を確保するための矢板背面の土圧が回り込んで、掘削面が盛り上がる現象のことです。

・ボイリングとは、掘削時に地下水位のために地盤が流動化する現象のことです。

・パイピングとは、掘削によって生じた水圧差によって、帯水域から水路(パイプ)を形成して、水が噴き出すことをいいます。

よって、正解は、2 です。

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03

設問の現象はヒービングを表します。
具体的にヒービングを説明すると、
地盤を掘削する際に一定以上の深さになると、
掘削した周囲の土砂が崩れないように土留めをしますが、
土留め壁の下部より掘削地面が盛り上がる現象をいいます。
ヒービングが発生する理由としては、地盤が地盤が弱かったり、
掘削面と元地盤の高低差が大きい等の理由があります。

ヒービングの対策としては、強固な地盤まで土留壁を届かす事や、
掘削面と地盤高さを大きくしないなどがあります。

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