2級電気工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
5 問50

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 5 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

絶縁抵抗測定に関する記述として、不適当なものはどれか。
  • 高圧ケーブルの各心線と大地間を、1000Vの絶縁抵抗計で測定した。
  • 200V電動機用の電路と大地間を、500Vの絶縁抵抗計で測定した。
  • 測定前に絶縁抵抗計の接地端子( E )と線路端子( L )を短絡し、スイッチを入れて指針が無限大( ∞ )であることを確認した。
  • 対地静電容量が大きい回路なので、絶縁抵抗計の指針が安定してからの値を測定値とした。

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この過去問の解説 (3件)

01

絶縁抵抗測定の仕組みを説明すると、
絶縁抵抗計の端子を電線導体と接地(アース)に接続し、
電線に電圧を印加し、接地側で電圧が印加されていないかを検知します。
接地側に電圧が印加されていたら、電線から接地へ
電気が漏れている事になります。

設問3.の接地端子と線路端子を短絡させる理由ですが、
絶縁抵抗計の端子が断線や故障していないか確認するためで、
断線や故障していなければ、短絡時は0を示します。

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02

絶縁抵抗計は“メガ”と呼ばれる測定器であり、電気機器やケーブルなどの絶縁を、抵抗値(多くの場合、単位はメガオームとなる)として測るものです。
絶縁が良い・優れている、とは この抵抗値が高い状態をいいます。

そして、電力回路においては、実際に使用する電圧などにより期待される絶縁値が定められており、それ以上の絶縁が保たれているかどうかを、絶縁抵抗計で測定します。
測定前に、計器が正常に動作するかどうか、接地端子( E )と線路端子( L )を短絡し、スイッチを入れて指針が0(ゼロ)になることを確認します。

よって、正解は、3 です。

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03

絶縁抵抗計の接地端子( E )と線路端子( L )を短絡した場合、数値は「0」を示しますので、【3】が不適切だという事がわかります。

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